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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
7
20年以上ぶりで再読。ベストセラーの剽窃がテーマです。1人称視点の主人公男性が旅先で謎の美女に遭遇する冒頭のつかみは他作品以上に魅力的ですね。その後剽窃疑惑を追跡しながら何故か(笑)冒険スリラーに変貌して大自然(この作品では廃坑)で真犯人との対峙するのも火サスの様にお約束、そしてお決まりの主人公の勝利と確立されたある意味ワンパターンのガーヴの水準作だと思います。そのくせ読者が気になるエンディングは描かないのもガーヴらしい(笑)ガーヴに興味ある方には入門編として読んで欲しい作品ですね。再読してよかった。2022/08/08
AR読書記録
4
ごめん、途中まで、主人公の謎解き過程の、可能性に懐疑的・消極的な姿勢がちょっともの足りん...とか、あーこれであとは証明パートに移っていくわけね、早いな、とか思ってたんだけど、そこから思いがけなく事態は展開していき、そして最後の手に汗握るクライマックスまで、すごい勢いでもっていかれて吃驚しました。浅はかに判断しようとしてほんと失礼いたしました。まあいいように著者の手玉にとられたといえるかもしれません。楽しませていただきました。ところで、最後二人はどうなったかまで、書かなくてええのん?2015/11/11
ヨコケイ
0
海辺の景勝地で、休暇中の若手記者が魅力的な娘に出逢う。記者はたちまち夢中になるが、何故か娘は何も告げずに彼の前から姿を消してしまう…といういかにもな出だしが、流行探偵作家による盗作事件及び殺人事件に繋がっていく。時代がかった、鷹揚な(或いは乱暴な)筋運びとも言えるけど(58年作)、ヒッチコック作品を観るような"ぬくぬくとしたスリル"が味わえるし、テーマに絡んで探偵文壇や小説技術に言及される箇所も其なりに興味深い。本邦某作品の元ネタかも。2017/08/31
kanamori
0
☆☆☆2013/09/27
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