Hayakawa pocket mystery books<br> シャーロックホームズの功績

Hayakawa pocket mystery books
シャーロックホームズの功績

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  • サイズ 新書判/ページ数 352p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150004507
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

48
一人シャーロック・ホームズ祭り第18弾。コナン・ドイルの実子アドリアンと、本格探偵小説の巨匠で屈指のドイル研究家でもあるジョン・ディクスン・カーによる合作のパスティーシュ。短編集。再読。正直、息子によるパスティーシュとはいかなるものかと怪訝に思っていたが、聖典の雰囲気を漂わせていて、なかなか。でもカーとの合作六作とアドリアン一人の六作とでは、出来に少し差があるようにも感じた。★★★☆☆2016/04/24

geshi

33
「聖典」で名前だけ出ている事件を題材として、語られざる物語を語るシャーロキアン垂涎の短編集。『THE ADVENTURE OF~』で始まる題名の統一や、ワトスンに何も言わず解決に突っ走る傍若無人ぶりや、鹿撃帽ではなく耳のかくれる帽子を被る描写など、ホームズらしさをきっちり守っている。カーとの共著作品の出来が良く、『金時計の事件』の殺害方法と時計の手掛かりが繋がり犯人を指し示す推理展開や、『ハイゲイトの奇蹟事件』奇行を伏線としたのカーらしい人間消失トリックが好み。2016/02/28

鐵太郎

26
40数年前の読み直し。かつてJ・D・カーもアドリアン・コナン・ドイルも知らず、ホームズもののパスティーシュとして読んだもの。今回読み直すと、前半の6編の二人の共作と、後半のアドリアンのみによる6編との微妙な差が面白い。特に前半の、出てくる女性はみな美女で男は変な奴ばかりってのはなんだろね。(笑) 後半はホームズ譚として楽しめるのだけれど、アーサー・コナン・ドイルの焼き直しばかりなのが残念。アドリアンの名だから許されるが、普通の作家がこれを書いたら叩かれるだろうなぁ。(笑)2018/11/08

本木英朗

15
アドリアン・コナン・ドイルとジョン・ディクスン・カーによるホームズ物の「語られざる事件」12編の短編集がこれである。やはり面白いよねえ。そりゃあトムスンのホームズ物4作やアーサー・コナン・ドイルの60編に比べたら、ちょっととは言えるけど、でもこっちもやはりいい味出してるし。でも「七つの時計の事件から「赤い命婦の事件」まで、全部がこのテイストなのだけは許せんけどね。でも、いいよいいよ、この作品も。ちなみにエラリー・クイーンの『災難』はどこかに行ってしまったんだよねえ。あれは残念だ。2019/05/02

Kouro-hou

13
その昔、いわゆるホームズさんの聖典を全部読んでしまって寂しくなっているところへ「こんなものもあるよ」と友人が貸してくれたのがコレでした。当時はカーさんもドイルご子息もよく知らなかったんですが、楽しく最後まで読みました。そして「『デプトフォード…』ってもろ『○○○の○』じゃねえ?」。大人の事情がわかり始めてきた瞬間です。それからン年、限定復刻版でコレと再会したわけですが。今は焼き直しとかリサイクルとかちょっと解る気がします。蛇の餌がミルクwってpgrされたのがムカついてたんですよね(と勝手に思ってる)。2014/08/29

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