NHKシリーズ NHKテキスト こころをよむ 2024年1月
住まいをよむ

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  • サイズ A5判/ページ数 192p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784149110769
  • NDC分類 365.3
  • Cコード C9452

出版社内容情報

戦後日本における住まいの在り方、人と住まいとの関係性を読み解く。

本テキストでは、主に戦後日本の住まいの在り方に注目し、戦後復興において日本政府が中心に据えた住宅政策や諸制度を概観しながら、住まいにまつわるさまざまな事象(行政・施工法・金融制度・建築業・街づくり等)を、その後のバブル期とその崩壊、人口減少や過疎化に伴う住宅事情の変化までを視野に、時代をおって解説、読み解いていく。
住まいは、建築材料を組み合わせて建設される物理的な空間だが、重要なのは、そこに住むひと・家族の生活が営まれる場所だということ。言い換えれば、住まいとはハードとソフトが渾然一体となった存在なのである。また、住まいには集合住宅やアパートといった形態があり、そこに住む人たちのコミュニティや街づくりにも大きく関係する都市の構成要因でもある。
これらを踏まえ、建築家として第一線で活躍してきた著者が、日本の住まいをめぐる戦後史をたどり、住まいづくりの基本的な考え方、快適な住まい=快適な街づくりのためにできること、すべきことを解説・提言する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mori-ful

2
建築素人にも基礎的なことから今後のことまでわかりやすく面白い。一つ取り上げると、なぜ日本の建築家は若いうちから富裕層ではなく一般的な戸建住宅デザインによってデビューすることができるのか? 様々な理由があるが、住宅ローンの性格や建築文化の違いによるものだという解説。 日本の住宅ローンは土地と返済能力に対して(債権融資)、アメリカのそれは住宅そのものの評価に対して融資する(抵当融資)。 アメリカでは転売するために特異なデザインは抑制。日本ではデザインは価値にならないの自由。住人の希望で自由に変えられるという。2024/05/12

バーニング

1
住まいの戦後史について、住宅供給の歴史という公共政策的なアプローチと、住まいの構造都市の成立といった建築史・都市論評的なアプローチを組み合せたリーダブルな一冊。家、住まいを単なるハコモノでも機械でもなく人々暮らしが宿る空間として解釈する眼差し良い。家族のかたちが変わりつつある現代への示唆も多くある。2024/08/28

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