感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
cocolate
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新規事業を成功させるための苦労ばなしが沢山読めてよかった。吉野彰さんの講演は何度か聞いたことがありますが、読むと声が聞こえてきますね。電気自動車の上位概念を考える。2019/11/16
あとぅーし
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研究職の人々の仕事というものが、どんな感じなのか読めておもしろかった。研究のアイデアと、実際に始めた場合の費用だとか、現実面の問題とどうやって向き合っているのか。 ニーズとシーズだとか、悪魔の川、死の谷、ダーウィンの海だとか、たぶん少ししたら忘れちゃいそうだけど、研究者の人々がどういう風に考えて仕事してるか、一つの新技術がどういう工程を経て世に出てくるのか読めて面白かったです。2021/05/30
ぺこなり
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メーカのRDの部署担当だったので凄く入り込めた。試作品を作るための材料選びや機械探し、協力してくれる外注業者さんとの掛け合いなど大変な事も多いけど実現していくには一個一個乗り越えていくべきだなと感慨深いものがあった。リチウムイオンの仕組みや歴史などもきちんと触れられており、入門書としてもいい本だと思います。2020/03/05
Kolin
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2019年のノーベル化学賞受賞者である吉野先生による、リチウム電池の仕組みや開発の経緯・秘話、今後のET革命への期待が平易に解説された1冊。世の中に大きな影響をもたらすイノベーションは、努力だけではなく、革新の芽(シーズ)とその時代のニーズ、偶然の発見(セレンディピティー)という運の全てが揃うからこそ花開くのだろう。2020/01/11