出版社内容情報
お金の起源から近年の変化まで、歴史をザックリたどりながら「市場」「資本」「投資」など数々の必須知識を身につける。「お金は自由に創造できる」「上手にお金を増やそう、は恐ろしい」……お金の本質を知ることができれば、今の常識がくつがえる。子どもに教えたくなる新しいお金の教科書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Lee Dragon
13
お金の歴史が実は交換によって成り立っているかと思っていたけれど、実はそうでない可能性が高いということが分かって面白かった。お金の貸し借りにおける人間関係のつながりにはあまり着目したことがなかったので面白かった。お金を使うこと、使い方にももっと注視していきたい。2024/08/03
Aby
7
貨幣の歴史から「お金」とのかかわり方まで.貨幣は便利な道具であったはずが,欲望の対象となった.「マネタリズム(お金主義)」とは上手く言ったものだ.お金を使って(買い物や投資)で一票を投じる消費行動は大切.◆「経済ジェノサイド」の著者で,100分de名著ティーンズでバルファキスを解説した方だった.2024/02/18
周
2
この本では人間=資本という見方はやめておこうと言っているが、実際の社会ではそう扱われているじゃないか、という感想を抱いた。2023/10/17
高尾樹和
1
お金とは信用で、本来成り立っていると改めて認識した。ヴェルグルの奇跡に登場する労働証明書。働く=対価を得ることがシンプルに運用されていて、紙幣のように数字がふっていなくてもいいんだと気付いた。新しいおカネ(信用のかたち)は他にもあるのではと考えてみたりした。最近は消費傾向にある僕なので、気を引き締めてIWU、誰に渡して借りを負うかを意識して過ごしたいと思つた2024/06/25
せ
1
資本主義が進むことによって、お金が今までの役割とは違う顔を見せるようになってきた事、最近始まった金融教育が資本主義に傾倒している事を述べています。 「上手にお金を増やそう」ということではなく、「どうやってお金を使う?」「何にお金を使うのが社会にとっていいだろうか?」について考えさせられる本です。2024/06/16