NHKテキスト 100分de名著 2018年1月
西郷隆盛 南洲翁遺訓 - 正義は時代を超える

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  • サイズ A5判/ページ数 99p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784142230822
  • NDC分類 028
  • Cコード C9421

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

48
大河ドラマ西郷どんを機にさまざまな関連本が出版されているが、これはとてもわかりやすい本でした。司馬遼太郎の影響か私もどちらかというと、征韓論と西南戦争の中心だったマイナスの印象の方が強かったのですが、それは後から意図的に明治政府が作り出したものだとわかりました。戊辰戦争では敵だった庄内藩の藩士らがこうした遺訓をまとめること自体、西郷の人間としての魅力、その思想の素晴らしさを物語っています。本当に歴史はつねに複眼的にみないとダメですね。2018/04/07

りょう君

25
今年は大河ドラマの「西郷どん」のお陰で、西郷隆盛がブームのようだ。恥ずかしながら西郷が三度も島流しにあっているとは知らなかった。体力的にも精神的にも充実している30代のうち5年近くもの間、奄美大島、徳之島、沖永良部島に流刑されている。奄美大島では結婚もしてそれなりに幸せに暮らしたようだが、他の島では牢屋に入れられて死ぬような思いをしている。それらの流刑で西郷隆盛の人と成りが形成されたようだ。教科書的には薩長同盟、江戸無血開城、廃藩置県、徴兵令、西南戦争など明治維新の立役者だが、大河も注意深く見ていきたい。2018/02/10

C-biscuit

16
購入。南洲翁遺訓は、西郷隆盛の遺訓を庄内藩の人間がまとめた本であり、その本の成り立ちからも、西郷隆盛の人物像が伺いしれる。この本はNHKの100分de名著というテキストであり、映像とともに見たほうが良いような気もするが、時期がずれてしまったw。西郷隆盛自身の評価は、時代とともに変わっているようである。テキストを読んでみて思うのは、遺訓そのものを一つずつ解説しているわけでもなく、その根本にあるものや背景に注目した感じの構成。頭山満などが出てきたのは意外でもあったが、そういう時代にも評価が形成されている。2018/07/23

ひかりパパ

16
西郷隆盛に興味が湧いできたのでとりあえず手に取ってみた。新政府軍のトップの軍人で西南戦争や征韓論の武闘派的なイメージが強かったが、西洋文明にも理解を示し、思想家としての一面を知ったことが収穫。2018/02/05

マリーゴールド

11
「未完の西郷隆盛」の著者が講師のテキスト。「未完~」のダイジェスト版の趣もあり。「未完~」を読んだときから引っかかっていた司馬遼太郎の西郷批判「西郷は維新後の青写真を持たず日本における最初の野党になった」・・・「青写真」持たなきゃダメって、なんだかなあ。正論のようだけど、西郷さんと一緒にやっていくという視点はないものかね。西郷に関する本を色々読む前は、時代の流れに抗おうとした士族が滅びていくことにあまり疑問は持たなかったけど、本当にそうか?彼らとて新しい時代で生きる場所を見つけたかったんじゃないだろうか。2018/02/16

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