感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
2
「君主論」の再読が進まず、時代背景や作者の生い立ちから学ぶために購入。チェーザレのことも含めて理解できた。叩き上げのノンキャリだったんだ。親近感湧くなあ。当時の状況で教皇をあんな風に批判できるのは、並大抵の覚悟じゃない。「俺はこんなところでは終わらない」という執念を感じる。「あるべき理想」よりも「いまある現実」に目を向けよ、というキレイごとを抜きにした人生観がポイント。「愛されるよりも恐れられよ、ただし憎まれるな」「時流を読んで果断に進めば、運命はある程度変えられる」は名言。世渡り下手の現実&能力主義者。2013/05/10
OKKO (o▽n)v 終活中
1
『君主論』の内容に今は全く興味なく、ただその価値と位置づけがわかれば十分なんだが、ななかなかそんな都合のいいのはなくってね……って、本書はまさにそんな私のお助け本! しかもざっくりした内容、そのキモとか、さらには受容の有り様がよく解説されてます。 ◆時代背景の解説が特にわかりやすく、混乱が少し緩和されてホッ;-)2013/10/09
すがし
1
「君主論」の書かれた時代背景を、限られた量で過不足なく解説している上、マキャベリの生涯、その人格にまで踏み込んで描き出している好著。さらに外交官として視察した他勢力の戦力についての細かいメモなどについても触れられており非常に贅沢な入門書。よし、一度は挫折した「君主論」にもう一度取り組んでみよう。2012/10/20
いろは
0
もう一回読む。マンガの【チェーザレ】も読む。2013/12/07
youmaysay
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やっぱり昔の本を読むときは時代背景も含めて理解することが重要ということがよくわかる一冊。シビアな時代を生きた人だけに、やっぱり思想もシビア。2013/05/01
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