内容説明
コミュニケーション重視の英語教育が持て囃され、感覚で学ぶ英文法書が巷に溢れている。しかし、英語というロジカルな言語を習得するには、言語や思考力の基礎となる文法の理解こそ早道だ。語彙の原理をタテ軸に、統語の原理をヨコ軸にして、単語の成り立ちや連語関係、5文型や構文の分析など、汎用性の高い「型」を体系的かつ論理的に解説。さらに、文法の知識を応用したテクスト解釈法を示し、真に高度な英語を操るための基礎力を養う。
目次
1 文法編(イントロダクション―選び方と並べ方;単語の成り立ち―語彙力増強法;言葉の相性―連語関係と品詞をマスターする;基本5文型―文の構造を知る(1)
節・句の働き―文の修飾関係を見抜く ほか)
2 読解編(イントロダクション―文法の論理をテクスト理解に広げる;電子メール―新時代の文体に親しむ;新聞記事―「地球温暖化」の報道文を読みこなす;随筆―『菊と刀』の主題を掴む;物語文―『赤毛のアン』の心理表現を味わう ほか)
著者等紹介
斎藤兆史[サイトウヨシフミ]
1958年、栃木県生まれ。東京大学文学部英語・英米文学科卒業。同大学院人文科学研究科英文学専門課程修士課程修了、インディアナ大学英文科修士課程修了。ノッティンガム大学英文科博士課程修了(Ph.D)。東京大学文学部助手、教養学部専任講師を経て、東京大学大学院総合文化研究科准教授。日本英文学会関東支部英語教育・学習研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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