出版社内容情報
18年ぶりに復活の群像ドキュメンタリー、待望の書籍化第1弾!
「失われた30年」とも形容されるバブル崩壊の日本。そんな時代にも挑戦者は必ずいる。人に讃えられなくても、光が当たらなくても、ひたむきな仕事がある。情熱と勇気をまっすぐに届ける人気番組が待望の書籍化! 第1弾は4つのテーマに加え、俳優・田口トモロヲ氏の特別エッセイを収載。
内容説明
18年ぶりに始動した新シリーズ、待望の書籍化第1弾!特別エッセイ「プロジェクトX」が教えてくれたこと(田口トモロヲ)も収載!
目次
1 東京スカイツリー天空の大工事―世界一の電波塔に挑む(世紀の難工事;技術者人生をかけて;“最強の鉄板”に挑む男たち;競い合う鳶職人たち;頼もしきリーダーの急逝;完成間際を襲った大地震;)
2 弱小タッグが世界を変えた―カメラ付き携帯反骨の逆転劇(崖っぷちの弱小連合;「撮って送れる」カメラ付き携帯電話;すべて託された反骨のエンジニア;起死回生の発明品は世界を変えた)
3 約束の春―三陸鉄道復旧への苦闘(三陸を襲った未曽有の大地震;震災から5日、奇跡の運行再開;懸命の復旧作業;最大の難所・鳥越の復旧)
4 世界最長悲願のつり橋に挑む―明石海峡大橋40年の闘い(夢の始まり;未知の領域“世界最長”に挑む;阪神・淡路大震災;“夢の架け橋”から現実のつり橋へ)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark X Japan
7
久しぶりのプロジェクトXです。平成から令和の右肩下がりの時代ですが、読後感は同じです。様々な難題に対して粘り強く全力で取組む姿は心を打たれます。☆:4.52024/07/20
⭐︎治栄⭐︎
4
スカイツリー、三陸鉄道、明石海峡大橋、3つのプロジェクトには地震と津波の影響が綴られており、新Xのテーマである失われた30年といわれる時代の復興や建設に、携わる企業戦士の活躍が克明に描かれていた。もう1つのカメラ携帯は、前回のXで録画を繰り返し観て、何度も泣いたVHS執念の逆転劇に似た一発逆転の裏にある努力の物語。続編が有れば引き続き無名の戦士の活躍を楽しみたいと思う。2024/09/25
こち
1
スカイツリー、jphone写メ、三陸鉄道、明石海峡大橋2025/04/28
りん
1
「失われた30年」への違和感。共感します。私は20代で平成の中を生きてきた世代ですが、上の世代の人たちが言うほどの閉塞感に包まれた時代という印象はないです。これに関しては年代ごとにさまざまな意見があると思いますが、自分が生きた平成は革新的な製品やエンタメが毎年のようにたくさん出てきて、なんか良かったよなと思える時代だった気がします。と、こんな小さなスケールでしか語れないのですが、大きなスケールでもちゃんと素晴らしい功績があったことを本書は教えてくれます。そして、どうしても頭の中には「地上の星」が流れます。2024/11/27
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