NHK出版新書<br> 哲学史入門〈2〉デカルトからカント、ヘーゲルまで

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NHK出版新書
哲学史入門〈2〉デカルトからカント、ヘーゲルまで

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140887196
  • NDC分類 130
  • Cコード C0210

出版社内容情報

哲学者たちは何と向き合ってきたか?

日本における哲学の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 今回は、デカルトからドイツ観念論までの近代哲学。時代のうねりのなかで、人間の知性の働きを突き詰めた哲学者たちの思索に迫る。決定版の入門シリーズ第2弾!

内容説明

哲学研究の第一人者が集結し、西洋哲学史の大きな見取り図を示すシリーズの第二弾!本巻では、デカルトからカント、そしてヘーゲルを中心としたドイツ観念論までの近代哲学を扱う。時代のうねりのなかで、哲学者たちは「人間の知性」といかに向き合ってきたか。思索の核心と軌跡を浮き彫りにする。教養としての哲学のあり方をめぐる特別章も収載した、決定版の入門書!

目次

第1章 転換点としての一七世紀―デカルト、ホッブズ、スピノザ、ライプニッツの哲学(イントロダクション「いきなり始める」哲学;転換点としての一七世紀)
第2章 イギリス哲学者たちの挑戦―経験論とは何か(イントロダクション イギリス経験論トリオ+1;イギリス哲学者たちの挑戦)
第3章 カント哲学―「三批判書」を読み解く(イントロダクション 人間的「自由」のための哲学;カント哲学)
第4章 ドイツ観念論とヘーゲル―矛盾との格闘(イントロダクション 哲学史上、稀に見る濃密な時代;ドイツ観念論とヘーゲル)
特別章 哲学史は何の役に立つのか(哲学史から何を学ぶか;「神」という説明原理 ほか)

著者等紹介

斎藤哲也[サイトウテツヤ]
1971年生まれ。人文ライター。東京大学文学部哲学科卒業。人文思想系を中心に、知の橋渡しとなる書籍の編集・構成を数多く手がける

上野修[ウエノオサム]
1951年生まれ。大阪大学名誉教授。専門はスピノザ、デカルトなどの西洋近世哲学、哲学史

戸田剛文[トダタケフミ]
1973年生まれ。京都大学大学院教授。専門は知覚理論、認識論、ジョージ・バークリ

御子柴善之[ミコシバヨシユキ]
1961年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。専門はカントを中心とした西洋近現代哲学、倫理学

大河内泰樹[オオコウチタイジュ]
1973年生まれ。京都大学大学院教授。専門はヘーゲルを中心とするドイツ観念、批判理論、ネオ・プラグマティズムなど

山本貴光[ヤマモトタカミツ]
1971年生まれ。文筆家・ゲーム作家。著書『文体の科学』(新潮社)、『「百学連環」を読む』(三省堂)、『文学のエコロジー』(講談社)など

吉川浩満[ヨシカワヒロミツ]
1972年生まれ。文筆家・編集者。著書『理不尽な進化』『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(ちくま文庫)、『哲学の門前』(紀伊國屋書店)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

46
シリーズ2冊目、編者斉藤にとって最高傑作ではないだろうか。1冊目と少し異なる読み応えがあり、新たな発見が多々あった。相変わらず応じてくれた学者の方は当代随一で驚く。第1章はデカルト、ホッブス、スピノザ、ライプニッツを上野が比較対照する。まずデカルトのイメージが変わった。身体の機械論であるデカルトと比較する全てが機械論だとするスピノザも非常に見通しが良くなった。スピノザの政治論は、今度はホッブスと比較することでマルチチュードが明快になる。第2章はイギリス経験論だが、ここは改めてアメリカ・プラグマティズム哲学2024/05/18

特盛

33
評価3.7/5。大陸合理論、イギリス経験論、カント、ドイツ観念論。それぞれの分野の大家が、思想の重要なニュアンスを編集者との気さくな対話形式で描く。神という世界の拠り所が弱体化し、経験/人間理性への信頼の勃興。そして理性の弱点をどう認識克服し、それを個人や社会の自由な生き方に繋げていくか、本巻ではこの様な思索が描かれる。別途勉強しているヘーゲルとフィヒテ、シェリングの関係は大変参考になった。思想はバトンリレーであり、通史は大事だと改めて痛感。思想グループの後世のラベリングは、どの研究者も歓迎しないのも納得2024/11/27

かふ

23
『チ。 ―地球の運動について―』というアニメが話題なのだが、そのアニメに影響されてこの本を読み始めた(哲学に興味を持った)。しかし、哲学はどこまでも天動説で地動説にはならないと感じたのは、有神論だからだろうか。結局、いまでもスピノザの重要性はそういうことだと思うのだが、そこから地動説になるにはヘーゲル以降なのかもしれない。80年代を経験したものとして、確かにヘーゲルはダサいと思ったものだが、今はまたそのヘーゲルが復活しているという。反動としか思えない2025/04/11

原玉幸子

23
カントの『純粋理性批判』の「批判」はダメ出しとの意味ではないことや、山本貴光と吉川浩満を対談させて「哲学史は役に立つのか」と語らせるところ等は、ミーちゃんハーちゃんには親近感を持てるとの観点で有難かったです。例えば「アウフヘーベン」の語が一般的に誤解されているのであれば、編者が名乗る人文ライター等がもっと世の中に啓蒙するべきなのでしょうが、漫画でもYouTubeでもないし、斯く言う私も、愈々ニーチェやハイデガーの出て来る最終のⅢを読んで、哲学の意義を語ることが出来るのでしょうか。(◎2024年・冬)2025/01/18

まさにい

22
カントやヘーゲル、もう一度読み直す必要がありそうです。一度読んだだけでは頭に入ってこない。ヘーゲルが弁証法だけの人ではないことを知ったのは良かった。また、再評価されつつあることも新鮮だった。このシリーズ、来月の10日にⅢがでるので、早速買って読もうと思う。良書ですね。2024/05/26

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