出版社内容情報
今こそ「戦争と平和」を冷静に問う
2014年、ウクライナ政変以後のロシアの行動は、我々日本人には”異様”に映る。だが逆に、「アメリカの核の傘」の下で平和を享受してきた戦後日本は、ロシアの眼からどう見えているのか? 急変する国際情勢の中で、東アジア地域の安定を生み出すために必要な、国防の論理とリアリズムとは何か。外交官としてロシアとの領土交渉などに関わってきた著者が、近視眼的に見ていては分からない日本の現在地と課題を歴史的に解き明かし、ウクライナ戦争以後の中長期的な安全保障のあり方を問う。
内容説明
ウクライナ侵攻に見るロシアの行動は、我々日本人には“異様”に映る。だが逆に、「アメリカの核の傘」の下で平和を享受してきた戦後日本は、ロシアの眼からはどう見えているのか?急変する東アジア情勢の中で、地域の安定を生み出すための、国防の論理とリアリズムとは?元駐露外交官が、日本の現在地と課題を日露関係史から解き明かし、政治的英知に基づく中長期的な安全保障のあり方を問う。
目次
はじめに 今こそ「戦争と平和」について考える
第1章 ロシアの眼から見た日本―主権国家と衛星国家
第2章 揺籃の日露関係―対立から同盟へ
第3章 不審に支配された関係―覇権か均衡か
第4章 日本の国防を考える―可能性としての戦争を生き抜くために
おわりに―「現実感覚」による外交
著者等紹介
亀山陽司[カメヤマヨウジ]
1980年生まれ。2004年、東京大学教養学部基礎科学科科学史・科学哲学コース卒業。2006年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻修了。外務省入省後ロシア課に勤務し、ユジノサハリンスク総領事館、在ロシア日本大使館、ロシア課、中・東欧課などで、10年以上にわたりロシア外交に携わる。2020年に退職し、現在は林業のかたわら執筆活動に従事する。日本哲学会、日本現象学会会員。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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