NHK出版新書<br> もっと試験に出る哲学―「入試問題」で東洋思想に入門する

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NHK出版新書
もっと試験に出る哲学―「入試問題」で東洋思想に入門する

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886229
  • NDC分類 120.2
  • Cコード C0210

出版社内容情報

ブッダから孔子、老荘、道元から西田幾多郎まで。入試問題を導きに基本を明快に説く!

センター試験「倫理」の厳選26問を導入に、インド・中国・日本をまたぐ東洋思想の流れをわかりやすく説く。本書が扱うのは、孔子から老荘、孟子、朱子学まで。最澄に空海、法然に道元まで。本居宣長から石田梅岩、吉田松陰まで。そして福沢諭吉に漱石、西田幾多郎までを網羅! 重要な思想家を扱った問題にチャレンジし、明快な解説とイラストを楽しむうちに、思想のポイントが東洋でどう受け継がれていったかというダイナミックな流れが理解でき、基本知識が確実に身につく。学生のみならずビジネスパーソンの学び直しに最適。西洋思想史を扱った『試験に出る哲学』(2018年刊行)とあわせて読みたい一冊。 

Ⅰ 輪廻からの解脱を求めて――古代インドの思想
  1-1 哲人たちは解脱を求めた──ウパニシャッド哲学
  1-2 「確固たる自分」など存在しない──ブッダの思想
  1-3 菩薩となって悟りを開きたい!──大乗仏教の展開
  1-4 「空」を哲学する──龍樹と唯識派の思想
Ⅱ 中国思想の核心は「天」にあり――儒教から朱子学へ
  2-1 儒教は仁から始まった──孔子の思想
  2-2 儒家が世の中をダメにした?──老子と荘子の思想
  2-3 天と人との関係はいかに?──孟子の性善説と荀子の性悪説
  2-4 仏教、道教に負けてなるものか──朱子学の「性即理」と陽明学の「心即理」

Ⅲ 大乗仏教のイノベーターたち――古代・中世の仏教思想
  3-1 そして、神と仏はまじりあった──古代日本の神信仰
  3-2 平安の世に仏教イノベーターが現れた──最澄と空海の思想
  3-3 末法の世を浄土思想が席巻した──法然から親鸞へ
  3-4 修行と悟りは別ものではない──道元の思想

Ⅳ 神仏から神儒への大転換――江戸日本の思想
  4-1 朱子学をメッタ斬り──伊藤仁斎の古義学と荻生徂徠の古文辞学
  4-2 非合理ゆえに神々の物語を信じる──本居宣長の国学
  4-3 物言う町人と農民が現れた──石田梅岩と安藤昌益の思想
  4-4 尊王攘夷の思想──会沢正志斎と吉田松陰

Ⅴ 西洋との格闘が始まった――日本近代の思想
  5-1 一身独立して一国独立する──福沢諭吉の啓蒙思想
  5-2 近代的自我との格闘──夏目漱石の思想
  5-3 純粋経験から絶対無へ──西田幾多郎の無の哲学
  5-4 人間は間柄的存在である──和辻哲郎の倫理学

  ブックガイド

内容説明

仏教の基本から儒教、老荘、日本思想まで、この一冊で入門はバッチリ!センター試験「倫理」厳選26問を導入に、インド・中国・日本をまたぐ東洋思想の流れをわかりやすく説く。入試問題にチャレンジし、解説とイラストを楽しむうちに基本知識が確実に身につく、学びなおしに最適の書。『試験に出る哲学』第2弾!

目次

1 輪廻からの解脱を求めて―古代インドの思想(哲人たちは解脱を求めた―ウパニシャッド哲学;「確固たる自分」など存在しない―ブッダの思想;菩薩となって悟りを開きたい!―大乗仏教の展開;「空」を哲学する―龍樹と唯識派の思想)
2 中国思想の核心は「天」にあり―儒教から朱子学へ(儒教は仁から始まった―孔子の思想;儒家が世の中をダメにした?―老子と荘子の思想;天と人との関係はいかに?―孟子の性善説と荀子の性悪説;仏教、道教に負けてなるものか―朱子学の「性即理」と陽明学の「心即理」)
3 大乗仏教のイノベーターたち―古代・中世の仏教思想(そして、神と仏はまじりあった―古代日本の神信仰;平安の世に仏教イノベーターが現れた―最澄と空海の思想;末法の世を浄土思想が席巻した―法然から親鸞へ;修行と悟りは別ものではない―道元の思想)
4 神仏から神儒への大転換―江戸日本の思想(朱子学をメッタ斬り―伊藤仁斎の古義学と荻生徂徠の古文辞学;非合理ゆえに神々の物語を信じる―本居宣長の国学;物言う町人と農民が現れた―石田梅岩と安藤昌益の思想;尊皇攘夷の思想―会沢正志斎と吉田松陰)
5 西洋との格闘が始まった―日本近代の思想(一身独立して一国独立する―福沢諭吉の啓蒙思想;近代的自我との格闘―夏目漱石の思想;純粋経験から絶対無へ―西田幾多郎の無の哲学;人間は間柄的存在である―和辻哲郎の倫理学)

著者等紹介

斎藤哲也[サイトウテツヤ]
1971年生まれ。ライター・編集者。東京大学哲学科卒業。人文思想系を中心に、知の橋渡しとなる書籍の編集・構成を数多く手がける。「文化系トークラジオLife」(TBSラジオ)サブパーソナリティーとして活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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trazom

61
大学入試で、負担大の歴史を避けて、倫理を受験する学生が多いと聞く。どんな問題か知りたくて、前著の西洋思想編に続いてこの本に挑戦したが、ともに楽々満点がとれる。「哲学」という思惟とは全く無縁の知識のクイズでしかない。片山杜秀先生の「大学入試問題で読み解く―「超」世界史・日本史」を読んだ時、歴史の本質を鋭く突く素晴らしい問題の数々に感動したことと比べ、これはヒドイ。センター試験と記述試験の違いはあるが、こんな問題を出すようでは、そもそも、日本の倫理・哲学の教育のあり方を、根本から見直す必要があると強く思う。2020/07/24

ころこ

28
今kindleで安い。よくありがちな2匹目のどじょう東洋編です。適当な類書が無いため、東洋編の潜在需要は大きいはずです。本書には各単元にその主題に沿ったセンター試験の問題が1、2題出題され、本文が解説になっていて自ずと回答が分かるようになっています。回答と解説も別に付されています。類書と比較が出来ない代わりに、センター試験に沿うことで間接的に品質保証を行っているということです。レベルは恐らく少し低めです。ここで挫折するわけにいきませんので、サラッと読了しましょう。2020/12/04

フク

16
図書館。『試験に出る哲学』の東洋思想編。 ブッダや浄土教関連を正答できたのはホッとした。老子の「上善如水」は大好きな言葉である。2021/01/23

おっとー

13
前回の西洋思想に引き続き、今回の東洋思想編もさすがのわかりやすさ。…とはいえ一概に「東洋」といってもあまりに幅は広く奥行きも深く、ウパニシャッド哲学と仏教でインドにいたかと思えば中国の儒教、そして最澄空海から鎌倉・江戸を越えて西田和辻までと、射程が広いのなんの。一読しただけじゃ理解できない部分もある。ただ特に江戸期などは暗記のように山鹿素行、伊藤仁斎、荻生徂徠、本居宣長…と覚えていたけど、意外と彼らのスタンスの違いは際立っていて、暗記だけではもったいないほどのこの時代の思想の豊穣さが体感できる。2021/04/22

YUJIRO

7
センター試験の問題を導入に東洋思想をする。古代インドから、仏教、儒教等の中国思想、日本の思想史まで網羅的に紹介。著者も述べているが、これだけ網羅的に扱った東洋思想の入門書はないと思う。新書でコンパクトで読みやすく、参考書籍の紹介も充実している。2021/02/26

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