NHK出版新書<br> 年金崩壊後を生き抜く「超」現役論

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NHK出版新書
年金崩壊後を生き抜く「超」現役論

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140886106
  • NDC分類 366.28
  • Cコード C0233

出版社内容情報

組織に頼らず、いつまでも働く!そのために何を変えるか?
決してバラ色ではない「人生100年時代」。健康で長生きできるのはいいけれど、何より心配なのが、老後資金の問題だ。崩壊必至の年金制度。定年を延長しても、給料は下がるだけ。いったいどうすればよいのか? 誰にも頼れない時代に老後の暮らしを守る唯一の方法を、日本経済論の第一人者が提言する。

安易な楽観論に流されることなく、日本経済の真実の姿を明らかにし、社会に警鐘を鳴らし続けてきた著者。今回は老後資金不足問題を取り上げ、「人生100年時代」の残酷な真実を浮き彫りにします。人口減少時代に、日本社会はどのように制度を変えていかなければならないのか? そして、誰にも頼れない時代に、私たちはどうやって自分や家族を守ればよいのか? そろそろ本気で人生設計が気になり出した方、必読の一冊です。[編集部]

内容説明

健康で長生きできるのは、良いことばかりでもない。何より心配なのが、老後生活資金の不足だ。年金財政は破綻必至。定年延長にも期待できない。唯一の解決策は、自立して働き続けることだ。高齢になっても職を得るには、どうすればよいか?社会制度は何を変える必要があるか?誰にも頼れない時代に老後の暮らしを守る方法を提言する。

目次

第1章 老後資金2000万円問題の波紋
第2章 年金70歳支給開始だと3000万円必要
第3章 労働力減少を救うのは高齢者
第4章 高齢者が働ける社会制度を
第5章 高齢者はどう働けばよいか
第6章 高まるフリーランサーの可能性
第7章 私自身の経験を振り返って思うこと

著者等紹介

野口悠紀雄[ノグチユキオ]
1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学ファイナンス研究科教授などを経て、2017年9月より早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問。一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論。主著に『情報の経済理論』(日経経済図書文化賞)、『1940年体制』、『財政危機の構造』(サントリー学芸賞、以上東洋経済新報社)、『バブルの経済学』(吉野作造賞、日本経済新聞社)、『ブロックチェーン革命』(大川出版賞、日本経済新聞出版社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yyrn

23
老後不安を煽る本は読みたくないが、年金や介護保険がない昔だって幸せに暮らしていたんだからという幻想には最初で釘を刺されてしまう。昔は退職後10年もせずに亡くなり、家族が面倒を見る社会的合意があった。しかし今や退職後の時間は長く、そのため健康や資金に不安を抱える時代になった。だから年金受給が延長されるだろう70歳を過ぎても働けるよう現役時代から個人事業主(雇用関係ではなく委託関係)を目指してスキルを磨いておけという。至極真っ当な主張だが、私は年金支給時にはリタイアして、その後はやりたいことを存分にやりたい!2020/03/05

RmB

10
「定年」、「老後」と言った言葉はいずれ死語になり、「生涯現役」が当たり前になるのでしょうが、それも「健康」という土台があってこそではないでしょうか。安部前総理は「一億総活躍社会」と言ってましたが、活躍する人を応援する人はいないのだろうかと思ったのですが、これぞ「無観客試合」ということかもしれません。2021/04/09

Go Extreme

1
マクロ経済スライドを実行できるか・楽観的過ぎな保険料収入見通し たまたま儲けた人=バフェット→偶然の結果・真似できず 必勝ファンドが売り出しありえず 就職氷河期世代・2040年頃爆発→非正規雇用はすべての世代共通 負担を1.33倍or給付を0.75倍に圧縮必要 2040年代積立金枯渇 労働力人口・2040年まで1300慢人減少 福祉社会→資産格差拡大 米国フリーランサー:全就業者の3分の1 ギグワーカー:細切れ作業 ゴーストワーカー:誰でもできる仕事 日本の縦型社会=AIの過学習 食い詰めた者が未来を拓く2020/01/31

Nakamura Yuji

1
「超」シリーズで数々お世話になった野口悠紀雄先生の最新作。いつもながらの説得力のある展開で目を見開かされた内容であった。当たり前のことではあるが、健康で生涯働いてもいい分野を持つこと。そしてその準備を早くから始めることを勧めている。現状では、税制上の制約があるが、このままでは日本の年金財源がもたないことは今後の人口動態推移からも明らかであり、フリーランス(個人事業主)的な働き方が一般的になるのであろう。組織に使われるのではなく、組織を利用する立場になること、が著者のメッセージだと理解した。2020/02/24

Mikio Kitayama

0
年金について色々取り沙汰されているが、70歳からにするか負担額大幅増、支給水準ダウンしないと破綻は明らか。 そのためには年金に頼らない生き方、つまり生涯現役で過ごすこと。そのためには企業に頼らずフリーランサーで食えるようになれば、定年は存在しなくなる。そのような生活を目指すべき。2020/02/04

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