出版社内容情報
ニッポンの底力! あの企業が儲かる理由――。セブン-イレブン、アイリスオーヤマ…不況でも「超高収益」を生み続ける7社に注目し
内容説明
セブン銀行の収益率がセブン‐イレブンの40倍なのはなぜか?長野の中央タクシーはなぜ他社の2・5倍を売り上げるのか?アイリスオーヤマが家電で圧勝する理由は?ダントツ企業の経営手法を知れば、ビジネスの秘訣が見えてくる。不況でも「超高収益」を生み続ける7社に注目し、読みやすいストーリー仕立てで「儲かる仕組み」を明快に解説する!
目次
第1章 セブン‐イレブンをしのぐ40倍の超高収益―セブン銀行
第2章 ネスレはなぜコーヒーマシンを無料で配ったのか?―ネスレ日本
第3章 3年で4000種類の超スピード商品開発―アイリスオーヤマ
第4章 伝説を作り続ける地方タクシー会社―中央タクシー
第5章 世界最大の気象情報会社はなぜ日本で生まれたか?―ウェザーニューズ
第6章 「切る・削る・磨く」のニッチで世界一―ディスコ
第7章 ソフトバンク孫正義が3・3兆円で買収した謎の会社―ARM
著者等紹介
宮永博史[ミヤナガヒロシ]
東京理科大学大学院教授。東京大学工学部卒業。MIT大学院修士課程修了。NTT、AT&T、SRI、デロイトトーマツコンサルティングを経て2004年より現職。コンセプト創造、開発・プロトタイピング、ビジネスモデルなどの講義を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
39
社長が大事というか自分の会社とかいろんな会社考えるとなかなか立派な社長はそういないんだよなと思った。だから自分がなれるかというとそんな面倒くさいものしたくはないというかだれも自分には頼まないと思うが。しかし、中央タクシー読んでて思ったが、組合とか協会とかろくなもんじゃないなと。2019/01/20
JUN
16
超高収益を実現している7社の物語。顧客ニーズを実現することの重要性や中央タクシーの様な顧客へ取り組む姿勢の大事さというのを再認識した。2018/03/19
おせきはん
7
セブン銀行やネスレ日本、ウェザーニュースのビジネスモデルの凄さの解説、アイリスオーヤマ、中央タクシー、ウェザーニュースの経営者の熱い思いや中央タクシーの経営理念を体現するタクシードライバーなどの人の物語とも興味深く読むことができました。2018/10/28
ハパナ
6
価格競争という枠内から一歩間を置き、高収益を上げる7つの企業のビジネスモデルを解説・紹介した本です。アイリスオーヤマの機動力は、一定以上の規模の企業では特に珍しいと思う。ディスコの従業員の仕事に対する動機付けを喚起する、社内統治としてのビジネスモデルには驚いた。最早、企業・組織の枠を超えて、社会の域に達しているのでないだろうか。営業、製造、経理など部門間で仕事の依頼は支出、売上や業務の達成度により収入が発生する。その収支の結果黒字であれば社内仮想通貨が得られる。営業案件の社内オークションなど。面白い。2018/05/31
hiyu
5
本作で登場するどの企業も、その内容は短いが「ダントツ」になるだけの理由がそれだけでも思い知れる。また、いずれの企業も非常に感慨深いが、ウェザーニュースの企業存続への方向性や中央タクシーの真摯な姿勢、この項にふれるだけでも襟を正さないといけないとの思いになる。2018/09/19
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