NHK出版新書<br> 大人のための言い換え力

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NHK出版新書
大人のための言い換え力

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  • サイズ 新書判/ページ数 250p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140885383
  • NDC分類 816
  • Cコード C0281

出版社内容情報

一生モノの「言葉の使い方」を身につける! 日本語のプロが、「メールで同じ言葉が続く」「仕事のやり取りがうまく伝わらない」など

内容説明

「メールで同じ言葉が続く」「仕事のやり取りで言いたいことが伝わらない」「謝罪文で相手を怒らせてしまう」など大人の日本語の悩みは、「言い換え力」で解決!メール・日常会話からビジネス文書まで、すぐ使える実践的なアイデアを多数紹介するとともに、一生モノの「言い換え」の技術・発想を身につける10の方法を伝授する。

目次

第1章 知的に言い換える―「話し言葉→書き言葉」
第2章 わかりやすく言い換える―「難しい言葉→易しい言葉」
第3章 正確に言い換える―「一般語→専門語」
第4章 やわらかく言い換える―「下位語→上位語」
第5章 ダイレクトに言い換える―「間接表現→直接表現」
第6章 イメージ豊かに言い換える―「直接表現→感化表現」
第7章 素直に言い換える―「婉曲的な表現→率直な表現」
第8章 穏やかに言い換える―「不快な表現→丁寧な表現」
第9章 シンプルに言い換える―「冗長な表現→簡潔な表現」
第10章 言葉を尽くして言い換える―「物足りない表現→十全な表現」

著者等紹介

石黒圭[イシグロケイ]
1969年、大阪府生まれ。神奈川県出身。国立国語研究所日本語教育研究領域代表・教授、一橋大学大学院言語社会研究科連携教授。一橋大学社会学部卒業。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。専門は文章論、談話分析。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hk

22
これは何度も読み返したい本だ。書き言葉のチョイスはどこまでいっても難しい。 …格調高く知的な語彙を使えば角が立ち、話し言葉を多用すれば稚拙になり、専門用語を用いれば一般の人々を置いてけぼりにしてしまい、言葉を尽くして説明すれば冗長になり、単純に書けば舌足らずになり、婉曲的なレトリックを駆使すれば要点が伝わらない… といった塩梅で「正確さ」「解りやすさ」「美しさ」は鼎立しないのだ。しかしTPOに応じて適切な文体というものがある。本書は状況に応じた「言い換え力」「文体選択力」を養うのにうってつけの一冊だ。2018/08/13

山猫

21
私がこの本に求めていたのは「言い換え」、「話す技術」だったのに、「書く技術」の本だった。それだけで、読む意欲が失せた。石黒さん、タイトルからして書き直しが必要ではありませんかね?2019/04/15

hk

19
「感情名詞」という知見を今回の読書で得た。「あの人は…」「あの頃は…」といったぐあいに、感傷をつよく伴う名詞を「感情名詞」という。感情名詞は書き手から読み手に具体的な状態は伝わらない。一方で書き手が「あの人」や「あの頃」に強い愛着をもっていることだけはヒシヒシと伝わる。だから「書き手の感情が読み手に心底から伝わる名詞」という意味あいがあり、これを略して「感情名詞」というのだ。さしずめ「遠い目をした名詞」といったところだろう。これからは感情名詞をバシバシ用いて、ナイス獲得率を回復させよう。あの頃のように……2019/11/16

Nobu A

7
石黒圭先生の著書は半分以上は読了し、被る部分が結構あるような(うろ覚えなので)気がするが、本著は構成面で画期的。ある意味、各機能に目新しさはないが統合性に優れたiPhoneを彷彿。「言い換え力」をテーマに例えば「知的な表現」と「やわらない表現」の対で10章構成。多様な現実社会で相手、場所、目的等に合わせて言葉選びが必要。知的の対極のやわらかい(ある意味、稚拙)の線上で適切な選択をするには幅広い表現力、所謂、言い換え力を養成するのが前提条件。使い慣れた表現で済ますことが多いが、立ち止まって考える必要あり。2019/04/27

hiyu

7
大人だけでなく、高校生や中学生向けでもある。過剰とも言えるほどナーバスになる必要はないだろうが、知っていて、損ではないし、主として知的な印象を出せるだけでも儲けものといえばそうか。一つ気になったのだが、「~させていただく」という表現があったこと。個人的にはこの使いまわしの連発に少々辟易することがある。著者はどのように感じているのだろうか、これが気になった。2018/06/12

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