内容説明
天皇家を支える血族・階級として、近代を生きてきた「十一宮家」は、終戦後、なぜ皇籍を離脱しなければならなかったのか。朝香宮家、賀陽宮家、閑院宮家、北白川宮家、久邇宮家、竹田宮家、梨本宮家、東久邇宮家、東伏見宮家、伏見宮家、山階宮家の歴史と人々。
目次
第1章 皇籍離脱(申しにくき事;天皇の戦い ほか)
第2章 梨本宮家の受難(めぐる思い;海光 ほか)
第3章 迷走する宮家(久邇宮朝彦親王の野心;東武皇帝 ほか)
第4章 軍に与する皇族たち(多難の幕開け;伏見宮博恭王の優越意識 ほか)
第5章 十一宮家のその後(宮様商法;醜聞 ほか)
著者等紹介
小田部雄次[オタベユウジ]
1952(昭和27)年6月東京生まれ。85年立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得。立教大学非常勤講師などを経て、静岡福祉大学教授。専攻は日本近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ブルー
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以前読んだ旧宮家の竹田さんの本とは、少し毛色の違う消えた11宮家のお話でした。長子孫までの王一覧図がないと、誰が誰だか分からなくなります(;´・ω・)梨本宮家伊都子のかなり赤裸々日記、宮中何某重大事件においての久邇宮の態度、自動車事故で亡くなった北白川宮成久王、東久邇宮稔彦は皇族を降りたいと反発したり、事業や宗教を始め、裁判になったり。離婚騒動で閑院宮戴仁の嫁が男と逃げたり、妹華子が浮気したりの宮家の初離婚騒動。昭和天皇の長女が降下して慣れない主婦生活、北白川宮祥子が女官長を勤めた等知らない事だらけでした2015/04/08