内容説明
金(きん)と一万円札と電子マネーはいったいどこが違うのか?ビットコインなどの続々と登場する「仮想通貨」は国家通貨を脅かすものなのか?バブルやハイパーインフレはお金につきまとう必然なのか?ハイエク、ケインズなどの論を踏まえつつ、貨幣が持つ不思議な原理と予期しない振る舞い、市場や国家との関係、貨幣と資本主義の未来までを徹底的に論じる、圧倒的な貨幣論!
目次
序章 貨幣という謎―貨幣がわかれば経済がわかる
第1章 お金は「もの」なのか「こと」なのか―貨幣と市場を再考する
第2章 「観念の自己実現」としての貨幣―日銀券とビットコインは何が違うのか
第3章 貨幣につきまとう病―バブルとお金の関係
第4章 なぜ資本主義は不安定になるのか―ハイパーインフレと投機を考える
終章 資本主義の危機と貨幣の「質」―どのお金が選ばれ、生き残るのか
著者等紹介
西部忠[ニシベマコト]
1962年、愛知県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、北海道大学大学院経済学研究科・経済学部教授。進化経済学会常任理事。専門は、進化経済学、貨幣論、地域通貨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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