内容説明
交渉相手の警戒を解き真意を引き出すテクニック、決裂必至の国際会議で合意を作る根回し術、当事者全員に利がある調停の肝は、「戦わない」交渉哲学から生まれた―。コソボ軍事紛争調停からCOP10名古屋議定書採択まで、不可能を可能にした交渉・調停の達人が、知られざる国際交渉の舞台裏を生々しく伝える。日本の底力と可能性を浮き彫りにする、驚きと感動の書。
目次
第1章 世界で学んだプロの交渉哲学(すべては環境問題への関心から始まった;京都会議への参加 ほか)
第2章 「最後の調停官」と呼ばれて(相手と同じ目線に立つ;防弾チョッキは着ない ほか)
第3章 いざ、環境交渉へ(気候変動COP皆勤賞の交渉官;安全保障問題としての環境問題 ほか)
第4章 名古屋の七二時間(経済問題としての生物多様性問題;三つの重要課題 ほか)
第5章 「見えない外交」の底力(環境外交の真の姿が伝わっていない;日本の交渉官はものすごく優秀なのにもったいない ほか)
著者等紹介
島田久仁彦[シマダクニヒコ]
1975年大阪府生まれ。国際ネゴシエーター。(株)KS International Strategies CEO、環境省参与。2000年米アマースト大学卒。2002年ジョンズ・ホプキンズ大学大学院国際学修士(紛争解決・国際経済学)。1998年より国連紛争調停官として紛争調停に携わる。2005~10年まで環境省国際調整官として日本政府代表団で環境交渉における首席交渉官や議題別議長を歴任。2011年以降は、国内外、官民問わず交渉・調停のアドバイザーを務めるほか、環境・エネルギー問題や安全保障問題からみた国際情勢の解説にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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