生活人新書<br> 「怖い絵」で人間を読む

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生活人新書
「怖い絵」で人間を読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140883259
  • NDC分類 723
  • Cコード C0271

内容説明

名匠ベラスケスの手による、スペイン・ハプスブルク家の王子の一見かわいらしい肖像画。しかし、その絵が生まれた“時代の眼”で見ていくと、人間心理の奥底に眠る「恐怖」の側面が浮かび上がる。悪意、呪縛、嫉妬、猜疑、傲慢、憤怒、淫欲、凌辱、そして狂気…。詳細な解説を付したカラー図版三十三点を読み解くことで見えてくる人間の本性とは―。

目次

運命の章―ベラスケス『フェリペ・プロスペロ王子』
呪縛の章―ヴィンターハルター『エリザベート皇后』
憎悪の章―ダヴィッド『マリー・アントワネット最後の肖像』
狂気の章―ゴヤ『我が子を喰らうサトゥルヌス』
喪失の章―ベックリン『死の島』
憤怒の章―レーピン『イワン雷帝とその息子』
凌辱の章―シーレ『死と乙女』
救済の章―グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』

著者等紹介

中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。早稲田大学講師。専門はドイツ文学、西洋文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

152
有名な絵がかなりここには紹介されています。表題通りにかなり印象が深くてじっくりと見たい絵ばかりです。それぞれの章の表題に「運命」「呪縛」「憎悪」などとありそれぞれ3~5枚の絵画が解説とともに掲載されています。この中では、福永武彦がこの絵に触発されて「死の島」という同じ題名で小説を書いたことも知っていたので、このベックリンの絵をバーゼルの美術館で見た時もしばらくその前から動けなかったことを思い出しました。2016/02/07

ハイランド

108
「怖い絵」のバリエーション。本書はヨーロッパの王族(の悲劇)について勉強になりました。絵自体は有名なものであったり著者の他の書で紹介されていたりということで目新しい作品はあまりなかったのですが、イリヤ・レーピンという画家をよく知ることができたこと、ゴヤの晩年について知ることができたのが良かったですね。スペイン・ハプスブルク家のまさに自業自得ともいえる滅亡の歴史は、王族の内包する悲劇性を体現していました。著者の本はだんだん美術よりも歴史や当時の社会情勢を知るために読むという感じになってきたけど、ま、いいか。2018/06/08

おいしゃん

81
ずっと気になっていたところ、ちょうどお譲りいただいた。美術館で絵を観るのが大好きなのだが、やはり絵の描かれた背景がわかると、より面白い。心霊写真のような「よく見たら怖い」という絵の本かと思いきや、意外にストレートに怖い絵が多かったが、居ながらにして美術館で音声ガイドを聴いているかのような本だった。2016/01/14

しゅわ

80
【図書館】「怖い絵」シリーズが良かったので、番外編?のこちらも。好評だったNHK教育番組のテキストを加筆・再編集したもので、名画が描かれた経緯や、そこに込められた寓意、登場人物などの背景を知ってより深く絵を楽しもう!という「怖い絵」シリーズ3冊のエッセンスを凝縮したような内容です。新書サイズの為、絵は小さめですが、主軸以外の絵もカラーが多く嬉しかったです。ネタ的には既読分とほぼかぶっていましたが、あらためて楽しめました♪ ただ…せっかくのリズミカルな文章を邪魔しない絵の挿入位置は工夫して欲しかったです。2014/08/21

ヘビメタおやじ

73
本編シリーズより面白く読みました。絵と絵のつながりが詳しく描かれ、怖さが増しています。絵を読み解く見方は、推理小説以上にサスペンスフルでたまりません。2017/11/01

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