内容説明
2009年4月、タレントの清水由貴子さんが老親介護の末に自殺、というニュースが世間を驚かせた。高齢化や未婚・晩婚化が急速に進む中、清水さんのように独身の娘や息子が老親を介護する「シングル介護」が増えている。本書は、介護体験者である著者が「いざというときに役立つ実用ノウハウ」をQ&A形式で解説。シングル介護の極意をわかりやすく伝授する。
目次
プロローグ シングル介護の極意“一人でがんばらない”
1 シングル介護、心の準備
2 突然の入院・介護
3 介護保険をどう使う?
4 一人では大変、毎日のお世話
5 気になるお金の不安
6 どうする?仕事と結婚
7 一人では厳しい認知症介護
8 介護ストレスとメンタルヘルス
エピローグ 上砂降りの雨のあとに虹を見るように
著者等紹介
おちとよこ[オチトヨコ]
ジャーナリスト、作家、高齢問題研究家。新聞、雑誌等に執筆のかたわら、テレビ、講演などで活躍。横浜市介護保険運営協議会委員をはじめ国や自治体の委員を歴任。自身も両親を16年間介護する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
9
介護は家族だからできることもあれば,家族だからこそやりにくいということもある.すべてを自分でやるとするのではなくて,任せるべきところはプロに任せる.良い子であろうとするのではなくて,できることとできないことを知ることが大切である.2011/08/22
小島輝彦
8
親の介護はピンチではなくチャンス。どしゃぶりの雨を経験した人だけが見ることのできる虹がある。
ちいくま
3
多分シングル介護を身近に見るであろう将来を思って予習。それでも真剣度が高くないのは「まだ大丈夫だろう」と楽観=逃げてるでしょうけど。決して楽しくはないけど必要に迫られて読む、これも読書の一部ですねぇ…2016/07/05
shushu
3
状況により読む真剣度が異なってくる本。2011/07/10
hazama
3
段々他人事ではなくなってくるので予習。1人で抱え込まず、泣きつけるとこには泣きつけ!(会社、行政etc) 男の涙も武器だよ! 事前に調べておいて、転ばぬ先の杖、お守りとしておくしかないもんね。2010/02/14