内容説明
1988年に消費税が導入された時の、97年に五%引き上げられた時の、政府の言い訳、覚えていますか?なのに、なぜ財政は破綻寸前、社会保障も壊滅寸前なのか。消費税率の引き上げが喫緊の課題となる今、繰り返される出たとこ勝負の財政出動と、大企業・金持ち優遇の現在の税制の是非を問い、なぜ消費税増税なのかを問う、緊急提言の書。
目次
第1章 あれから二〇年…(「一円玉」が足りなくなる;「消費税」はローマに通ず;「未来のために」;「払ってはいけない」)
第2章 それは、敗戦からはじまった(応能課税と応益課税;シャウプ勧告;吉田と池田;特需という特殊事情;日本型「長者番付」の真実)
第3章 ヨーロッパ型社会モデル(ドイツとフランス;米国と英国;消費税率二〇パーセントの世界)
第4章 福祉に回す余裕がない…?(かくして消費税は導入された;未曾有の愚策「定額給付金」;「貧困の連鎖」を断て)
第5章 「目的税」が日本を救う(税金とは「信頼の対価」;国の借金は国民の借金;目的税による緊急対策を)
著者等紹介
林信吾[ハヤシシンゴ]
1958年、東京都生まれ。神奈川大学中退。83年から10年間在英。帰国後、作家・ジャーナリストとして執筆活動を行っている
葛岡智恭[クズオカトモヤス]
1959年、東京都生まれ。法政大学卒業後、出版社勤務をへて独立。雑誌編集、広告制作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 悲しみのゴリラ