内容説明
日本の中枢を担ってきたのは文系である。ところが、この国をダメにしているのもこの文系の連中だということがわかってきた。ならば、これからは理系だ。理系は好きな研究に没頭し、人々の幸せに貢献して、しかも適正に評価される。気が進まないつきあいもない。では、子供を理系にするにはどうすればよいのか?衝撃の調査結果をレポートし、秘策を明らかにする。
目次
第1章 理系のどこがそんなにいいのか
第2章 理系とは何か
第3章 極上の理系生活
第4章 学生たちが語る理系を選んだ理由
第5章 データが語る理系を選んだ理由
第6章 さあ、理系を育てよう
著者等紹介
大槻義彦[オオツキヨシヒコ]
1936年宮城県生まれ。早稲田大学名誉教授。理学博士(東京大学)。東京大学講師、早稲田大学理工学部教授、日本物理学会理事を歴任。物理学雑誌『パリティ』編集長。火の玉のメカニズムを世界に先駆けて究明(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Riopapa
4
自分はバリバリの文学部出身だが、現在の勤務先が完璧な理系で、理系の素晴らしさを感じている。子どもには理系に進めといつも言っているが、絶えず、持続的に雰囲気を作るということができていない。科学イベントに参加するだけでなく、自分でももっと科学に興味を持たないとと感じた。2014/08/24
ちいくま
2
このくらいぶっとんだ内容だと楽しく読めるもんだ、と思いました… 勝手に理系に育ってしまった子供たちをもつ身としては、なんだかな~感が否めないっす…2015/05/30
RUN DOG
2
子供を理系に進ませます。2013/10/24
RK59320
2
人間性等は関係なく、文系というだけで散々こき下ろしているが、理系単科大学卒の身だからなのか、ここまで偏った考え方に、すんなりは納得しないまでも、不快感がない。マスコミでしか知らないが、著者は常識的な人の様に見受けられるので、より関心を持たせる為に、意識的に極端な表現にしているのだろう。本書の内容からして、”子供は理系エリートにせよ”というタイトルの方がしっくりくる。文系出身者は、不快感爆発覚悟の上で、試しに読んでみてもいいかもしれない。しかし、この本を読んで”よし子供は理系にしよう”という親はいるのかな。2013/01/02
Ayumi Yamashita
1
理系の魅力を,著者なりに述べたもの。「絶えず,持続的に科学の世界に触れさせる。身近なものとして捉えることは大事なんだよ」と言っております!!理科は,面白いよ^^2013/10/09