生活人新書
娘たちの性@思春期外来

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140882269
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0236

内容説明

あふれる性情報・商品と、歪んだ性文化の中で、少女たちの「性」が危機に瀕している。セックスの低年齢化、性感染症の拡大、中絶、望まない妊娠の増大…。産婦人科思春期外来を訪れる少女たちの診療、子どもたちの性意識・性行動の綿密な調査を通して浮かびあがる「思春期の性の自画像」とは?小・中・高校への20年にわたる性教育の実践を踏まえて「若者の性」の危機を訴える。

目次

第1部 思春期外来から(思春期外来を訪れる女の子たちは;親たちが知らない子どもたちの性行動;見えてきた性感染症の実態;「となりのお友だち像」―あなたの街のあなたの仲間たちは)
第2部 性と教育(性教育―大人はどう向き合っているか;子どもたちに「性」をどう伝えるか;医療と学校教育を結ぶ;性教育実践の中で触れた子どもたち)
第3部 思春期の子をもつ親たちへ(思春期外来の子どもたちに学ぶ;思春期と妊娠;思春期と避妊;苛酷な環境に生きる女の子たち;家庭と性行動)

著者等紹介

家坂清子[イエサカキヨコ]
産婦人科医師。1949年、群馬県生まれ。群馬大学医学部卒業。病院勤務後、1981年、いえさか産婦人科医院にて開業。84年より小・中・高・短大・大学生、PTAなどに向けて性教育や女性の健康に関する出張講演を精力的に行う。群馬県青少年保護育成審議会会長、群馬大学医学部非常勤講師、日本思春期学会理事、ぐんま思春期研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くろまによん

7
前線にいる人のきちんとした話。印象論ではなく、しっかりとデータが用いられており、筋も通っていて読みやすかった。初交体験が早いほどコンドームを使用する確率が低く、クラミジア感染率が高い。早い子ほど自分の家庭をよく思っていない、自尊感情が低いというのはいいデータだと思う。自分がこれまでに得た知識とおおよそ合致する。性教育というものは、子どもたちの現状に合わせて迅速に変化させなければならない。筆者の言うように、現状に合った性教育が必要。2015/02/13

komami

1
充実の内容。中学生に性教育をやるために読みましたが予想以上。2012/11/24

oko

0
みんな「お母さん」と「お父さん」によって生をうけていま生きているのに、その起源について詳しく子どもと語らえないのはなぜなんだろう  我が子が思春期にさしかかり、言葉を選んで、でも大事なことはナチュラルに伝えてきている  無知で無防備な女の子を減らしたい、でも、AVやネットや友達からの間違った性の知識で女の子を扱う男の子の目も覚ましたい  女の子の親も、男の子の親も、「なんとかなるさ」じゃなくて、ひとりひとりの親が自覚を持つべき  この本の中の驚愕のデータを見て思った  家坂先生は前橋市の産婦人科医2013/07/08

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