内容説明
マンションは人生最大の買い物。主役は当然買主のはずが、売手のペースにはまっていた、ということも起こりがち。でも、「素人にはどうせわからない」と簡単にあきらめてはいけない。マンションを見る目や判断力は努力次第で身に付くもの。「従順な」買主から「物言う」買主に変身して、納得できる住まいをつかむための知恵とヒントを、実例を交えて紹介。
目次
第1章 物件選び(モデルルームとの仕様の違いを指摘して修正させる;施工中現場検査でGL工法を発見 ほか)
第2章 住戸選び(騒音防止対策を該当住戸すべてに対応させた凄腕)
第3章 契約に向けて(真面目路線に転換した売主;施工中現場検査のおかげでとても完成度の高い住戸に! ほか)
第4章 内覧会(コンピューター会社勤務の購入者が、売主に検査報告のやり方を指南;和室の界壁のど真ん中にあるはずのないコンクリート柱が ほか)
著者等紹介
村上健[ムラカミタケシ]
1940年生まれ。一級建築士、マンション管理士。40年間にわたる建築設計監理の仕事をリタイアし、マンション購入相談・施工中現場検査・内覧会検査などマンション購入者のためのアドバイスを始めて5年。購入者の意識が高まることで良質なマンションがふえていくと信じて活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ヨハネス
3
とても良い本、良い著者だと思います。素人にはむずかしいチェックや交渉ももちろんあるけれど、チェックリストにしてくれているので便利そうです。売主も逃げ腰、販売委託社は責任逃れ、施工社だけは真面目な対応が多いのが救いです。著者は半ばボランティアで点検しているようです。買主が毅然と対応することで、売主も改善し、著者の仕事が必要なくなることを共にお祈りします。2014/11/24
sou
1
マンション購入予定はないけど建築物が好きで興味があったので購入。マンション購入の際によく見るべき点や素材の簡単な解説、実際の事例が多く掲載され、わかりやすい内容。2010/02/17
かばこ
1
マンション購入前にもう一回読んでおこう。2009/01/29
Naota_t
0
★3.7 他人のトラブルは蜜の味。本書は新築マンションを購入するにあたり、600件を超える検査経験を持つ著者が様々な問題点を具体例を持って書いている。とても参考になる。何度もある経験でないから、一つの見過ごしも大きな問題になり得る。売り側と買い側、お互いに様々な思惑があり、情報の非対称性も大きい。内覧検査は、非常に重要な行為だ。巻末にはチェック項目も付いていてとても親切だ。新築マンション購入を考えている人は是非読んだ方がいい。素人ではわからないことしかない業態である。そこにお金をかける価値は大いにある。2018/04/22
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