内容説明
東京・四ッ谷のフレンチレストラン「北島亭」。食通をうならせるばら色の極上ステーキは、いかに生まれるか。シェフ・北島素幸が考える理想のレストランとは何か。そして、そもそもフランス料理とは、いったい何か。緊張と熱気に満ちた厨房のスタッフワークを、食材の仕込みから深夜の閉店まで密着リポート。
目次
第1章 早朝の厨房
第2章 ドキュメントランチタイム
第3章 休み時間
第4章 賄い
第5章 北島素幸 肉を焼く
第6章 ドキュメント ディナータイム
第7章 理想のレストラン
著者等紹介
大本幸子[オオモトユキコ]
1944年愛媛県生まれ。中央公論社を退社後、フードジャーナリストとして食材や食をとりまく人々の取材を続けている。大本幸雄、幸之丞のペンネームでも活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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furugenyo
1
早朝の仕入れ、仕込みからランチ、ディナーの厨房内はまさに分刻みで動いていて、彼らの汗が、オーブンの熱気が、本を通して伝わってくるようで圧倒されます(著者の文体がかっこいい) 北島シェフの料理に対するシンプルな考え方が印象に残りました。その真剣さは、仕事の種類に関係なく励みになると思います。そしていま猛烈に北島亭に行きたい。肉!2012/04/22
わう
0
すごーく美味しそうでしつこく何度も読む。まじめな人なのがよくわかる良い本。2013/07/22
ビビアン
0
シェフであり、オーナーであり、スタッフの父親である2020/12/30
志村真幸
0
四谷のフレンチ「北島亭」のキッチンを取材したもの。 オーナーシェフの北島素幸さんはじめ、スタッフの働きぶりが生き生きと描き出されており、魚料理も肉料理もまかないも美味しそうだ。 一日の動きが時系列順に、しかも北島さんと、その下で働く料理人たちのキッチンでの会話を記録するかたちで示され、その場の雰囲気を味わうことができる。 築地での仕入れなども。 2019/05/11
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