宝島社文庫
かぶき者 慶次〈2〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800241078
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

2015年4月から放映スタートしたNHK木曜時代劇「かぶき者 慶次」のノベライズ第2巻です。衝突を恐れ、他人の意見に従っているだけでいいのか? 言いたい事も言えず、権力に迎合していく者を良しとする世の中で、年をとり、立場が変わっても、信じる価値観のため戦った漢(おとこ)・前田慶次。その謎に包まれた晩年を描いた痛快時代劇です。小説を通じて、慶次の生き様がよりよくわかる一冊です。

内容説明

上杉領内で暮らす前田慶次の息子・新九郎が、実は関ヶ原で西軍を率いて敗れた石田三成の遺児であることが、徳川方に知られてしまった。敵対した者の子をかくまったとなれば、上杉家も無事で済まされない。家康にとっては、天下の実権を確かなものにするために邪魔な上杉家を潰す格好の機会。新九郎の命と上杉家を守るため、慶次は「かぶき者」としての決意を固める…。話題の時代劇を完全ノベライズ!

著者等紹介

小松江里子[コマツエリコ]
1962年、大阪府生まれ。脚本家。1991年、『卒業』で脚本家デビュー。2008年に橋田賞を受賞

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟県生まれ。作家。早稲田大学卒業後、出版社勤務を経て、1988年に『花月秘拳行』で作家デビュー。上杉景勝の家臣、直江兼続の生涯を描いた『天地人』で、2007年第13回中山義秀文学賞を受賞、2009年のNHK大河ドラマの原作となる。2015年没

百瀬しのぶ[モモセシノブ]
1967年、東京都生まれ。フリーライター。日本大学芸術学部文芸学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シン

33
NHKのドラマのノベライズ本なので、スラスラ読めました。テレビも何回か見ました、ノベライズ本も第1巻読みました。全編通して「ゆるい」感じでした。石田三成の息子が生きていたという設定でしたが、佐乃と夫婦になり、米沢城に出仕した石田新九郎のその後はどうなったのか、気になるところです。2016/03/19

shiozy

13
むむむ、ゆるいぬるいどんよりは変わらずじまいだ。どうも原因はその構成力にあるようだ。テレビドラマの脚本を小説に仕立て直した本書。展開がほぼ時系列。テレビを見てなくてこういうのもなんだが、なんとのう、映像シーンをわかりやすく説明し直した感有り。テレビを活字に仕立て直すとこういう平凡な話になる、という典型だな。辛口ですまんな。2015/09/29

舞弥さん

1
前巻同様サラサラ読める。テンポも結構早くサラサラっと解決した印象。ドラマ11話の中で収めないといけないからかな、ダラダラ長いよりはさっぱりしてていい。最後は大円満で終わって後味は良かった。和尚さん最後まで憎たらしかったなぁ…新九郎だけでなく、勝之進や周りの人間も成長したりしがらみなんかもいい方に改善されてよかった。個人的に美津さんは最初おっかないオバハンだと思ってたけど慶次とよい夫婦で良き妻で素敵な方でした。2015/10/04

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