内容説明
福岡県弁護士会は、2001年2月より、鑑別所に送られたすべての少年少女の「付添人」となる運動をはじめた。311人の弁護士が、彼らの立ち直りを願ってはせ参じた。850人の少年少女は、自分自身や家族、被害者や裁判官と、どう向き合い、成長したか。少年と弁護士たちの、500日間の模索と共闘のドキュメント。
目次
1 少年たちを救えない現在の制度(少年事件には厳罰より保護を(「激増・凶悪化」は錯覚;非行少年を生み出すものは ほか)
「付添人制度」に社会の理解を求めて(付添人は調整役、相談役で伴走者;依頼は少年本人か保護者から ほか))
2 ドキュメント―少年たちの心と真実(「がんばらなくていい」;「先生、息子は無罪です!」;少年の盾となる付添人;痴漢行為の裏にあった「いじめ」 ほか)