内容説明
ひきこもり、いじめ、学力低下、少年少女犯罪。子どもたちをめぐる事態は険しさを増すばかりである。しかし保護者と教師と地域で支えるPTAの機能は近年形骸化し、PTA不要論さえ囁かれる時代となった。果してその再生は可能か。全国1200万会員を擁する巨大組織PTAの改造論。
目次
第1章 PTA役員を要請する一本の電話(無関心派役員の誕生;何かが起こるPTA総会 ほか)
第2章 PTA改革は可能か(悩ましい学校自由選択制;報告も連絡も相談もない統廃合問題 ほか)
第3章 PTA誕生から今日までの五〇年のあゆみ(PTAは文部省の後援団体か;PTAの誕生 ほか)
第4章 「日P」の活動の全貌(超多忙、日P会長のスケジュール;全国研究大会 ほか)
第5章 注目されるPTAのゆくえ(完全週五日制にどう対応するか;開かれた学校づくりとは ほか)
著者等紹介
小田桐誠[オダギリマコト]
ノンフィクション作家。1953年青森県生まれ。亜細亜大学法学部卒業。出版社勤務をへて、執筆活動に入る。事件や人物ルポ、教育問題等をテーマに数多くの著作を手がけ、八〇年代後半より放送メディアに関するリポートも発表。現在、法政大学社会学部非常勤講師(メディア産業論)も務める
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