内容説明
七五歳で乳房再建を決心した老人の心意気。出張先の美容外科で遭遇した奇妙な事件。健気に治療に耐える子どもたちの明るさ。知られざる手術室の中の実際と、それをとりまく人間たちの悲喜こもごものドラマを気鋭の女性形成外科医が綴る。涙と笑いのドキュメンタリー。
目次
第1章 乳房のこと(ピンクのネグリジェ―乳房再建・その一;おばあちゃんの反乱―乳房再建・その二 ほか)
第2章 こっそり治したい悩み(指名手配―包茎;隠密旅行―真性包茎 ほか)
第3章 救急外来(私がこの手を離したら―上顎がん;宴の後の…―眼窩底骨折 ほか)
第4章 形成外科病棟の子どもたち(さっちゃんがイヤリングをした日―小耳症;均の初恋―合多趾症 ほか)
第5章 やりきれない思い(家族のために―乳房外ページェット病;忘れられない出会いと別れ―抗がん剤点滴漏れ ほか)
第6章 現代形成外科事情(形成外科とは?;現代美容外科事情 ほか)
著者等紹介
岩平佳子[イワヒラヨシコ]
東邦大学大橋病院形成外科助教授。医学博士。形成外科学会認定医。1969年生まれ。84年東邦大学医学部卒業。同大学第二外科教室にて研修。東邦大学形成外科教室助手、同講師をへて、95年より現職。93~95年マイアミ大学医学部付属病院、シカゴ・セントジョセフホスピタル、エモリー大学にてクリニカルフェロー。ペルーサンマルコ大学名誉教授
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感想・レビュー
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ちゃんみー
48
ブラック・ジャックのような形成外科医になりたいと思って奮闘している形成外科医の著者ですが、携わった色んな事例が書いてはありましたが、目の覚めるような技術の点では確かにBJのようでしょう。でも違うんだよなー。BJの良さは技術だけじゃないんだもん。ある時はラーメン一杯が報酬であり、ある時は何億ものお金をふんだくる。その裏にある人情がBJの良さってことじゃない。やっぱりお金持ちに育ち何千万ものお金をかけて大学行った人にはわかんないよ。辛辣な感想で著者先生、ゴメンなさい。2015/12/24
ユウユウ
1
☆22024/08/04
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