出版社内容情報
味の好みから料理法の違いまでを徹底比較!
うどんの汁の違い、もんじゃ焼きVSお好み焼き、ちらしずしVSばらずしなど、東京と大阪の「味」に対する文化・習慣の違いを徹底比較。
自分が育った住み慣れた土地で当たり前とされていた食べ物が、違う土地には存在しなかったり、また呼称が違ったりすることがよくあるのではないだろうか。実際に土地が変われば「食文化」も大きく変わる。特にその違いがはっきりと現れているのが“東京”と“大阪”なのだ。
▼例えば、東京で「たぬきそば」といえば揚げ玉ののったそばであるが、大阪でのそれは「ハイカラ」という名前に変る。一方、大阪での「たぬき」は、薄揚げがのったそばであり、それは東京の「きつねそば」にあたる。つまり、東京で大阪の「たぬき」を注文しようとすると、「きつねそば」と言わなければならない。
▼他にも「豆腐は“木綿”か“絹”か」「雑煮の餅は“丸”か“四角”か」など、多くのものに興味深い食文化の違いを見せている。
▼本書は同じ日本の中でも驚くほど異なる東京と大阪の「食文化」を双方の味の好み、料理法、食べ方、料理の呼称など様々な視点から徹底的に比較した一冊。
●第1章 東と西 味の好みに、この違い
●第2章 東と西 料理法に、この違い
●第3章 東と西 食べ方に、この違い
●第4章 東と西 呼び名に、この違い
●第5章 東と西 立地と気質で、この違い
●第6章 東と西 食べ物の発祥はどっち
内容説明
「うなぎは背開き?腹開き?」「豆腐は木綿?絹ごし?」「雑煮の餅は四角?丸?」「インスタント麺は東京と大阪とでは味つけが違う?」―その土地に生活していると気付かないが、東京と大阪、ひいては東と西の「食べ物事情」はこんなに違う!本書では、同じ日本の中なのに驚くほど異なる東京と大阪の「食文化」を、双方の味の好み、料理法、食べ方、料理に呼び名など様々な視点から徹底的に比較する。
目次
1章 東と西・味の好みに、この違い
2章 東と西・料理法に、この違い
3章 東と西・食べ方に、この違い
4章 東と西・呼び名に、この違い
5章 東と西・立地と気質で、この違い
6章 東と西・食べ物の発祥はどっち
著者等紹介
前垣和義[マエガキカズヨシ]
1946年滋賀県生まれ。大阪研究家として「東京と大阪の文化比較」を中心に、執筆、講演活動をおこなう。相愛大学非常勤講師(現代大阪論)、毎日文化センター講師(おもしろ大阪学)、大阪人川柳、アポロ・ルシアス川柳選者やアポロあべの寄席のディレクター、平成の豆腐百珍コンテスト審査委員長を務める。日本笑い学会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。