内容説明
風の息吹、水の鼓動、生命の躍動、そして人の温かさ…。光を失った著者が、耳を澄ませて広げていった感性の世界。そこには“音の目線”があり、季節の風や夜空の花火、電車の足音や暗闇の圧力、そして人の心の温もりが次々に“見えて”くる…。日常に潜む豊かな世界を鮮やかに描き出す。第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。
目次
雨の日の楽しみ
句会デビュー
帰雁の隊
季節の使者
大まじめな爆笑句
永遠の宿敵
モグラとの遭遇
味噌作り
春はおじさん
究極の履物〔ほか〕
著者等紹介
三宮麻由子[サンノミヤマユコ]
1966年、東京生まれ。上智大学文学部フランス文学科卒業後、同大学大学院博士前期課程修了。外資系通信社勤務。エッセイスト。『鳥が教えてくれた空』で第2回NHK学園「自分史文学賞」大賞受賞。『そっと耳を澄ませば』で第49回日本エッセイスト・クラブ賞受賞
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感想・レビュー
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