内容説明
禅宗は、坐禅や作務などの行為を修行の中心としてきた。なかでも他の宗旨にはない「問答」こそが、禅を代表する特徴と言えるだろう。いにしえの先達たちが残した数々の禅問答を読み解くことで、人はなぜ生きるのか、自己とは何かなど、人生のさまざまな疑問を解決する方法を探る。
目次
否定とパラドックス
実在は「有」か「無」か
自己とは何か
輪廻を超える
禅問答の王様
著者等紹介
田辺祥二[タナベショウジ]
1934年、函館生まれ。慶応義塾大学経済学部卒業。1959年、NHK入局。ラジオ、テレビ番組ディレクター・プロデューサーとなる。1967年より「宗教の時間」「こころの時代」を主として担当。1990年、退職後フリーディレクターとなり今日に至る。田辺峩山、加藤耕山、大森曹玄、各老師に参禅
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感想・レビュー
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あんさん
5
言葉にすると否定されるだろうが、こういうことか。・・・山も川も宇宙までも全ては一体。草は春に芽生え秋には枯れてしまうが、人もまた同じ。私やあなたを含め、全宇宙は一つであり、常に変化しつつ、かつどこも変わらない。理屈でなく、世界をありのままリアルに感じ受け止める。いや、そのような意識すら不要。ただ空の鳥、野の花のように生きる(最後はキリスト教的な言葉が浮かんできた)・・・。面白く少しずつ読んだ。2021/04/03
Lee
2
自分を変えたくて読んだけれど、逆のことを知りました。たくさん乗っかっていたものがなくなるというか吸収というか呼吸がしやすいです。2017/08/31
dwarfjay
0
出だしのキリスト教の話の方が分かりやすく感じます。2012/10/16
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