魔女―女性たちの不屈の力

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魔女―女性たちの不屈の力

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  • サイズ 46判/ページ数 322p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336073341
  • NDC分類 367.2
  • Cコード C0036

内容説明

モナ・ショレは言う―『魔女』といえば、ルネサンス期の魔女狩り(裁判や火あぶり)の系譜に連なる、ほこりを被った女性蔑視のイメージがあるが、現代女性にとっては、あらゆる支配を逃れたポジティブなパワーを象徴している。

目次

あとを引き継ぐ者たちへ(過去の犠牲者ではなく、現代社会の犠牲者;目障りな女性を排除する ほか)
第1章 それぞれの人生(女性の自立にとって災いとなるもの;不正な生活保護の受給と自由電子 ほか)
第2章 子どもはいらない(子どもをつくらないというあらたな可能性;あらたな可能性に向けて ほか)
第3章 人生の絶頂である若さに酔いしれて(「ババア」のイメージを塗り替える;二〇歳を超えたらおばさん? ほか)
第4章 この世界をひっくり返す(女性と自然のために闘う;「何に対する秀逸さなのか」 ほか)

著者等紹介

ショレ,モナ[ショレ,モナ] [Chollet,Mona]
1973年、スイスのジュネーヴに生まれる。ジャーナリスト、エッセイスト。ジュネーヴで文学の学士号を取得後、フランスのリール・ジャーナリズム高等専門学校で学ぶ。『シャルリー・エブド』紙でフリーの記者をつとめたのち、2016年から『ル・モンド・ディプロマティーク』紙編集長。フェミニズム、マスメディア、現代の社会的・政治的表象に関する著作多数

いぶきけい[イブキケイ]
1964年、島根県生まれ。東京都立大学人文学部(仏文学専攻)卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふるい

7
特に第二章、第三章が興味深かった。子どもを持たない選択をした女性や高齢女性に対する社会的な偏見・蔑視は何故存在するのか。女性を"肉体・自然"の枠組みに収め、"精神・科学"の象徴たる男性が支配するという旧態依然の構造を破壊する必要がある。しかし、翻訳のせいなのか自分の理解力の無さのせいか、文章が所々読みづらく感じ、あまり理解が及ばない箇所があったので、気になった事項に関しては他に専門書を探してみたい。2023/12/27

TNdler

3
魔女狩りにもフェミニズムにも両方とも関心があるので示唆に富む内容だった。「今日、国家が魔女と称される人を公開処刑することはないが、自由に生きたい女性に対する死刑宣告は、いわば民間に託されたといえる」「女性は永遠に若く見えなければならないという暗黙の強制は、女性を無力にする実に巧妙なやり口だ」「多くの人びとは、子ども以外のものを創造する女性を危険視している」など。特に「女性の老い」について言及した第三章には人生の先輩である著者に勇気づけられた。第四章の女性に対する医療虐待のところは怒り狂いそうだった。2023/03/03

櫻田

2
コリーヌ・メイエルの『ノーキッズ』で出てくる「子供をつくることは、人はなぜ生きるかという問題を次の世代にそのまま先送りすることにほかならない」まさしくその通りと思った。何世代も何世代も先送りし続けて、なんにもわからないまま今生きているっていることしかわからない。私も先送りした。2022/12/04

モスラ

2
魔女についてというより、普通にフェミニズムの本だった。魔女本として面白かったのは1章くらいまで。そのあとも若さにや子供の有無に対して女性が社会にどう価値づけられるかなどがとりあげられていくが、魔女とからめての記述よりは普通にフェミ本としての記述が長く……。4章の後半などは、訳も文意がとりにくく、読みづらくて面白いとは思えなかった。2022/12/05

CBF

1
(★★★☆☆) (西欧のフェミニスト界では常識なのかもしれないけど)ルネサンス期の魔女狩りと、女性蔑視を繋げて考える視点自体が私には新鮮だった。『魔女として告発された女性は、独身や寡婦(すなわち、男性に依存していない女性)の占める割合が高かった。』という一節を読むと、高齢の未婚女性を異質なものとして見る排除の目線は、確かに今の日本にも根強いなと感じた。独身を貫いたり子供を欲しがらない女性が、男性よりも、"我儘"とか"人として欠落してる"とかレッテルを貼られやすいことも無関係ではない気がする。溜め息。2023/04/22

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