内容説明
ブッダの教えを一つに煮詰めると262文字の『般若心経』になり、その心をさらに煮詰めていくと“かわかない心”になる―人生の導師の言葉を胸に刻んだ著者が、修行時代、キルギスの子どもたちとの交流、シルクロードで生死の涯をさまよった経験などを通して、生まれてきたことの意味を問いかけ、かわかない心を持ち続けることの大切さを説いていく。
目次
序章 ブッダの問いかけ
第1章 心の葛藤―若き日のシッダールタ(命を生かすということ;若き日の苦悩 ほか)
第2章 玄奘さまの足跡を追って(玄奘さまの旅;善濡直心 ほか)
第3章 般若心経の世界へ(かわかない心を説き続ける;観音さまの心 ほか)
第4章 仏教の東漸(仏教の中国への定着;日本への仏教伝来 ほか)
第5章 かわかない心を生きた人々(いのちのつながり;キリスト教と「かわかない愛」)