出版社内容情報
近代哲学の最高峰が、手に取るようにわかる!
神の存在や世界の始まりを問うてきた西洋哲学の伝統をことごとく破壊し、
新たな形で再生させてみせた史上最大の古典。
私たち人間は何を認識し得るのか? ア・プリオリとは何か? 人間に備わる悟性とは?
西洋哲学の最重要古典をこのうえなく平易に解説する、入門書の決定版。
書下ろしとなるブックス特別章も収載!
内容説明
神の存在や世界の始まりを問うてきた西洋哲学の伝統をことごとく破壊し、新たな形で再生させてみせた史上最大の古典。私たち人間は何を認識し得るのか?ア・プリオリとは何か?西洋哲学の最重要古典をこのうえなく平易に解説する、入門書の決定版。カントの徹底した思索を通じて、AIやビッグデータ全盛の時代に「考える」ことの意味を探求する。
目次
第1章 近代哲学の二大難問(十年の沈黙を破って出版された大著;カントが生きた近代ヨーロッパ;近代哲学が直面した二大難問;主観と客観は一致できるか;カントを震撼させたヒュームの警告;カントは何を批判したのか;主観の共通規格は存在する;感性と悟性の働き;コペルニクス的転回)
第2章 科学の知は、なぜ共有できるのか(悟性がもつ働き;経験概念と純粋概念 ほか)
第3章 宇宙は無限か、有限か(「究極真理」の探究に終止符を打つ;理性はときに暴走する ほか)
第4章 自由と道徳を基礎づける(それでも人間に自由はある?;道徳が自由をつくる ほか)
ブックス特別章 なぜ認識論は必要なのか?(自分にフィットする哲学・思想を人は選ぶ;知識の共有はいかに可能か ほか)
著者等紹介
西研[ニシケン]
1957年鹿児島県生まれ。哲学者。東京大学教養学部卒業後、同大学院総合文化研究科修士課程修了。京都精華大学助教授、東京医科大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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