NHK「100分de名著」ブックス<br> 純粋理性批判―カント 答えの出ない問いはどのように問われるべきか?

個数:
電子版価格
¥1,210
  • 電子版あり

NHK「100分de名著」ブックス
純粋理性批判―カント 答えの出ない問いはどのように問われるべきか?

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月09日 09時59分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140819432
  • NDC分類 134.2
  • Cコード C0010

出版社内容情報

近代哲学の最高峰が、手に取るようにわかる!

神の存在や世界の始まりを問うてきた西洋哲学の伝統をことごとく破壊し、
新たな形で再生させてみせた史上最大の古典。
私たち人間は何を認識し得るのか? ア・プリオリとは何か? 人間に備わる悟性とは?
西洋哲学の最重要古典をこのうえなく平易に解説する、入門書の決定版。
書下ろしとなるブックス特別章も収載!

内容説明

神の存在や世界の始まりを問うてきた西洋哲学の伝統をことごとく破壊し、新たな形で再生させてみせた史上最大の古典。私たち人間は何を認識し得るのか?ア・プリオリとは何か?西洋哲学の最重要古典をこのうえなく平易に解説する、入門書の決定版。カントの徹底した思索を通じて、AIやビッグデータ全盛の時代に「考える」ことの意味を探求する。

目次

第1章 近代哲学の二大難問(十年の沈黙を破って出版された大著;カントが生きた近代ヨーロッパ;近代哲学が直面した二大難問;主観と客観は一致できるか;カントを震撼させたヒュームの警告;カントは何を批判したのか;主観の共通規格は存在する;感性と悟性の働き;コペルニクス的転回)
第2章 科学の知は、なぜ共有できるのか(悟性がもつ働き;経験概念と純粋概念 ほか)
第3章 宇宙は無限か、有限か(「究極真理」の探究に終止符を打つ;理性はときに暴走する ほか)
第4章 自由と道徳を基礎づける(それでも人間に自由はある?;道徳が自由をつくる ほか)
ブックス特別章 なぜ認識論は必要なのか?(自分にフィットする哲学・思想を人は選ぶ;知識の共有はいかに可能か ほか)

著者等紹介

西研[ニシケン]
1957年鹿児島県生まれ。哲学者。東京大学教養学部卒業後、同大学院総合文化研究科修士課程修了。京都精華大学助教授、東京医科大学教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

樋口佳之

52
神無き時代のモラル、カント道徳論がその哲学、認識論からどういう道筋で導かれるのかが学べたと思います。読みながら、その議論とガブリエル本の解く世界の不存在性とか、時代背景は全然違うけども、道徳論の説くテーゼが意外に孔子晩年の境地とそれ程変わらないとか思いました。かつての日本におけるカント受容、そういう部分もあったのではないのかなあ。2024/03/26

樋口佳之

45
例によって再読であることに途中まで気づかない者ですが、今回はルソーからカントへの流れと、タイトルの「答の出ない問いはどのようにとわれるべきか?」が大事だなと思いました。2024/12/03

特盛

30
評価4/5。100分で名著まとめシリーズは相変わらずエライ。カントの純粋理性批判だけではなく、道徳哲学も含め分かりやすく整理し見取り図を示してくれる。我々は何を知りうるか、どう生きるべきか、何を望みうるか。自然科学の共有知の基礎付けと神無き時代の道徳の基礎付け。カントの議論がその後ヘーゲル・マルクス・フッサールへとどう接続するか。先般読んでたルソーやヒュームがカントにどう影響を与えたか、については読んでてうれしくなった。原著に行く前にまずは次にプロレゴメーナだな。主観を拡張したフッサール現象学も興味津々。2024/09/24

やまはるか

21
時間にはじまりがあるか?はじまりのない所からいくら時を刻んでも現在には至らない。ブロックを例に挙げて、最初の一個がなければ積み上げることは出来ないとする説明は面白いが、感覚的に時間はブロックのようではない。いずれにしても答のでない問、アンチノミーだという。カントの思考の限界を超えて、現代物理学は時間や空間の疑問を解き明かすところに来ている。すでに既知か?西先生は本の最後で「カントからフッサールへと至る主観の哲学は、哲学を皆のものにする可能性を拓いている」と、誰もが持っている主観の可能性を述べている。2024/02/29

鏡裕之

7
ヘーゲルは『精神現象学』を読破済み、カントも『純粋理性批判』は読んでる、カント関係の専門書も読んでる人間から見て、カントの入門書として最初に読む本としてはぴか一だと思う。カントを理解したい人は、まずこの本を2度3度繰り返して読むことから入ると、関門を超えられると思う。その後にちくま学芸文庫の『カント入門講義』に入るのが一番スムーズかな。2024/01/09

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21415313
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品