戦場で書く―火野葦平と従軍作家たち

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  • サイズ B6判/ページ数 357p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140816837
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦時中、戦意高揚のためにペンを握った従軍作家たち。火野葦平が残した従軍手帳と、軍関係者・研究者・現役作家らの証言から、知られざる軍のメディア戦略と作家たちの戦争と戦後を描く力作!

内容説明

知られざる軍のメディア戦略と従軍作家たちの戦中戦後の軌跡を描き、表現者と戦争・国家・社会との関係を見つめ直す力作!

目次

プロローグ ふたつの戦場
第1章 戦争作家、誕生
第2章 日中メディア戦争
第3章 ペン部隊、戦場をめぐる
第4章 「大東亜」のなかで
第5章 行き着いた疑問
第6章 第二の戦場
エピローグ ふたつの言葉

著者等紹介

渡辺考[ワタナベコウ]
1966年、東京都生まれ。早稲田大学政経学部卒業。1990年NHK入局。甲府放送局、衛星放送局、福岡放送局などを経て、制作局文化福祉番組部でETV特集を担当。現在は大型企画開発センター・チーフディレクターとして、シリーズ『日本人は何をめざしてきたのか』およびNHKスペシャルなどを担当。1995年から二年間休職、青年海外協力隊員としてミクロネシア連邦国ヤップ州にて、番組アドバイザーとしてテレビ番組制作の指導にもあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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くるた

3
2013年に放送された、NHKスペシャル「従軍作家たちの戦争」をきっかけに火野葦平に興味を持ちました。この本は番組制作にあたって取材した内容を書籍化したものです。録画した番組を繰り返し見ながら読みました。立場・思想・周りからの評価など、それぞれ相反する要素をいくつも抱え込んだ火野葦平の作家人生は、本当に興味深いものでした。火野葦平の集大成『革命前後』、必ず読みたいと思います。2016/02/04

Pio

0
戦争「責任」を自ら受け止め、それに応えた日本人はどれだけいるのだろうか。火野葦平は、誠実に応え行動した、稀有な日本人だと思う。『糞尿譚』と『花と龍』しか読んだことがないので、「兵隊もの」や『革命前後』も読んでみよう。2016/06/23

guanben

0
従軍作家で、「戦争協力者」で、公職追放にも処せらた火野葦平の評伝。誠実な人ほど辛い目に合うんだな。2015/12/08

補充兵

0
長かった。2016/01/06

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