内容説明
NHK「捨てられしものを描き続けて―“清掃員画家”ガタロの30年」で大きな反響を呼んだ“ガタロさん”の本、誕生!
目次
作品(ガタロ)(生きる;清掃の具;広島―基町、川、原爆ドーム)
「ガタロ捨てられしものを描き続けて」(中間英敏)(出会い『素描集 清掃の具』;ゴミの向こうに世界が見える;掃除道具置き場のアトリエ;えっちゃん、そして基町;「マドエ!」原爆ドームの前に立ち続けて;捨てられしものを描き続けて;少年画廊)
著者等紹介
ガタロ[ガタロ]
1949年広島県生まれ。高校卒業後、大阪の印刷会社で働くが、体を壊し、広島に戻る。日雇い労働や食肉加工の仕事を経て、基町アパートに清掃の職を得る。以後、30年間清掃員の仕事をしながら、絵を描き続ける。公募展に落選する度に、「選外展」と銘打って個展を開催
中間英敏[ナカマヒデトシ]
1960年鹿児島県生まれ。’88年NHK入局。現在、NHKプラネット九州支社プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Satoko Muta
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編集者の石黒謙吾さんに教えていただいて、どうしても読みたかった本。広島・基町アパートの商店街で30年間清掃の仕事をしながら描き続けた絵とインタビュー。2014/07/25
HIDE
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質感がいい。2015/01/19
よねちゃん
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ガタロさんの絵からは、心の叫びというか、訴えかけられるものがある。「飯」からは、生死の根本のすんごいものが伝わってくるようだ。「”食”を描かんで、何が絵描きか!」という言葉。描かなければならないものがあって、それを描いているガタロさんは、すごい。2015/01/02
Pekoe
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この人は凄いな。。。と思った。他の人がやりたいと思わないような辛い仕事をポリシー持って続けている。体が痛くても、精神的に辛い時も。そして、絵を描くことが大好きで、描く事で自分の気持ちを表現し、自分の人生を支えている。誰にでも挫折しそうな時はあるし、抑えられない感情をどう表現して外に出せばいいのかわからなくなる時もあると思う。そんな時にガタロさんみたいに自分の表現の方法を知っている人は強いと思う。一見弱そうに見える人、でも実はとても強い人。それをこの本を読んで感じた。 2014/08/08
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- 和書
- 吉原手引草 幻冬舎文庫