内容説明
終戦間際、日本軍諜報部員が記した「特殊任務機」、「通信上事前に察知する長崎爆撃5時間前」、「コールサインを八月九日も同様にキャッチしたが処置なし。あとの祭りとなる」という記述。なぜこれらの情報を黙殺されたのか。貴重な証言・新たに発見された資料をもとに、「唯一の被爆国」の原点に迫る第一級のノンフィクション。
目次
はじめに この国の原点
極秘の通信諜報部隊
不審なコールサインの出現
日米原爆開発の歴史
原爆投下へ動きはじめたアメリカ軍
原爆投下へのカウントダウン
広島 運命の八月六日
原爆と認めず
長崎 繰り返された悲劇
三度目のコールサイン
封印された原爆報告書
著者等紹介
松木秀文[マツキヒデフミ]
1972年生まれ、東京大学大学院理学系研究科修士課程(地球惑星物理学)修了。98年NHK入局。静岡放送局、報道局社会番組部などを経て、現在広島放送局放送部ディレクター。NHKスペシャル「ひとり団地の一室で」(地方の時代映像祭グランプリ)、NHKスペシャル「激流中国」(放送人グランプリ特別賞)、NHKスペシャル「封印された原爆報告書」(放送文化基金賞テレビドキュメンタリー部門本賞・科学ジャーナリスト大賞)、NHKスペシャル「原爆投下 活かされなかった極秘情報」(文化庁芸術祭テレビドキュメンタリー部門優秀賞)など、ドキュメンタリー番組の制作にあたる
夜久恭裕[ヤクヤスヒロ]
1977年生まれ、2000年NHK入局。仙台放送局、報道局政治番組部、社会番組部を経て、現在広島放送局放送部ディレクター。教育・医療・外交といった幅広いテーマで番組を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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