出版社内容情報
19世紀は服装史の研究がさかんで、美しくすぐれた本が続々と生まれました。その中でも1877年から1888年にかけて刊行された“LE COSTUME HISTORIQUE”『服装史』は、当時の石版印刷技術の項点に立つ、金銀等を含む多色刷りの超豪華本でした。
本書は“LE COSTUME HISTORIQUE”全6巻の中の民族衣装の部から、ヨーロッパの服飾を中心に収録し文庫サイズにまとめた1994年11月20日第1刷発行の『マールカラー文庫1 民族衣装』(ISBN978-4-8373-2000-5)の新装版(新価格版)です。
オールカラーで、美麗な図版をメインに簡潔な解説を加えていますので、コンパクトでありながら十分見応えがあり、民俗学資料としても貴重な1冊です。
収録地域はヨーロッパと、その周辺のアジア・アフリカの一部。
目次
フランス
スペイン
イタリア
スイス
イギリス
スコットランド
ドイツ
ドイツ・チロル
オランダ
ポーランド
スウェーデン
北欧
ロシア
ハンガリアとクロアチア・ルセニア
トルコ
ヨーロッパ側のトルコ
インド
ペルシア
アジア
アフリカ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
129
1877年から1888年にかけて仏蘭西で刊行された“LE COSTUME HISTORIQUE”『服装史』全6巻の中の民族衣装の部から、欧羅巴の服飾を中心に収録したカラー文庫の新装版の第一弾です。19世紀欧羅巴の上流階級の衣装がビジュアルで良く解ります。 https://www.maar.com/shop/visual/isbn9784837320227 2024/07/18
kaz
2
絵の服装は美しいが、農民等が本当にこのような服装だったのか、疑問に思う。映画の時代考証等をするのであれば役に立つかも。図書館の内容紹介は『約140年前にフランスで出版された服飾古典書から、民族衣装を抜粋。フランス、スペイン、イギリス、北欧、トルコ、ペルシア、アフリカなど、ヨーロッパを中心とした美しい服装の図版に簡単な説明を付して文庫化』。 2024/08/15
undine
1
参考資料として購入。