内容説明
歴史には時代の流れを決定づけたターニングポイントがあり、それが起こった原因を探っていくことで「日本が来た道」が見えてくる。金融グローバル化や新興国の台頭に対応できない「漂流国家・現代日本」―その要因を1989年→1982年→1955年→1951年の“日米関係”のなかに見出す。
目次
第1章 冷戦終結日本の試練―1989年(平成元年)(戦後最大の変動期;崩れ落ちるベルリンの壁 ほか)
第2章 “戦後政治の総決算”のゆくえ―1982年(昭和57年)(「二十一世紀の巨人」か「ひよわな花」か;復活する日本 ほか)
第3章 55年吉田路線の選択―1955年(昭和30年)(党人派政治家・鳩山一郎;吉田と鳩山の確執 ほか)
第4章 戦後の原点 講和と安保―1951年(昭和26年)(吉田茂という個性;思いがけない首相就任 ほか)
著者等紹介
五百旗頭真[イオキベマコト]
1943年兵庫県生まれ。防衛大学校長・神戸大学名誉教授・法学博士。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科修士課程修了。広島大学政経学部助教授などを経て、81年より神戸大学法学部教授。2000年より同法学研究科・国際協力研究科教授。ハーバード大学やロンドン大学の客員研究員、日本政治学会理事長なども歴任して06年より現職。また現在は、東日本大震災復興構想会議の議長を務める。著書に『米国の日本占領政策』(中央公論社、サントリー学芸賞)、『日米戦争と戦後日本』(大阪書籍/講談社学術文庫、吉田茂賞)、『占領期』(読売新聞社、吉野作造賞)、『戦後日本外交史』(編著、有斐閣、吉田茂賞)、『歴史としての現代日本』(千倉書房、毎日書評賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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佐島楓
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