内容説明
柳宗悦の卓越した“目”は、名も無き職人の手仕事に、普遍の輝きを見出した。民藝に息づくすこやかな「美」、その豊かな魅力に迫ります。
目次
壱のツボ てらいが無いから美しい
弐のツボ 自然の意志を感じよ
参のツボ 使い込むほど美しい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
21
民藝について、短く簡単にまとめられているので概要がつかみやすい。日本民藝館に、また行きたくなった。2020/12/04
ひめぴょん
9
ものは用いられるからこそ美しくあり、美しいからこそ人はそれを用いる。そういったものを民藝と呼び、その美しさを広めた柳宗悦の考え方を基盤にいろいろなものを写真付きで紹介する本。使い勝手のいいものは美しさも備えている気がします。「下手物(げてもの)の美」の中で「あまりに見慣れているが故に、とりわけ見ようとはしない」器や道具の、素朴で飾らない美について穏やかであり、静か と述べている。使い手になじむものの形は自ずと美しさを醸し出す。 それぞれの美を深く見つめることで相手への理解が生まれ、美しさをともに感じること2021/08/12
hokulea
3
愛でて美し、使ってなお愛着がわく。民藝ってスバラシイ!2014/11/26
海老庵
2
いわゆる「民芸調」のせいで誤解されているが、本来の意味での「民藝」は用の美という核を持つ日用品全てに於いて見出す事の出来る普遍的なコンセプトである事を再認識。2009/10/20
Hotshoes
1
「用の美」という言葉が好きで、ただ、愛でるという行為は嫌いで、そんな心持ちから複雑な思いを抱いているのだけど、その思い深くなり。ただ、眼福というか、いいねえ。2020/06/23
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