内容説明
ポツダム宣言受諾から憲法制定までの経緯を、憲法審議の現場にいた記者がまとめた本書は、昭和22年、GHQの検閲を乗り越え出版された。憲法改正論議が高まりつつある今こそ、当時の議論をふり返っておく価値がある。60年の時を経て、今ここに待望の復刊。
目次
第1章 衆議院通過時における各党代表演説
第2章 ポツダム宣言受諾から憲法成立まで(憲法改正はポツダム宣言受諾に始まる;終戦処理内閣と憲法改正問題;憲法改正と近衛文麿公 ほか)
第3章 憲法改正原案審議の過程(衆議院本会議の状況;衆議院委員会;貴族院本会議の状況 ほか)
第4章 日本国憲法その他(帝国憲法改正政府原案;日本国憲法正文;衆議院憲法改正委員 ほか)
著者等紹介
富原薫[トミハラカオル]
1916年(大正5年)、北海道旭川市生まれ。41年、小樽新聞社に入社。42年、全道の新聞社統合により北海道新聞社へ移籍した。45年、内閣記者会詰めとなり憲法審議を担当、本書はそのときの記録である。53年、北海道放送へ移籍、以来、東京支社長、ラジオ局長、テレビ局長、社長、会長を歴任。56年の日ソ和平交渉の際には、民間放送代表特派員の一人として、鳩山首相の随行団に参加した。99年、北海道放送を退社、特別顧問として現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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