内容説明
21世紀の人類が抱える課題について、日本の各界の第一人者が世界のキーパーソンに徹底インタビュー。未来を切りひらくヒントを探り、道しるべを提示します。
目次
1 地球温暖化の現実を直視する(ノーベル平和賞を受賞;人間の影響を認める;65万年間起きたことのない変化;温暖化がより正確に見えてきた;科学者と政策立案者による共同作業;気温上昇の許容限度を予測する;被害は途上国にも先進国にもまたがる)
2 地球温暖化を食い止めるために(行動を起こしたほうがコストは低い;持続可能な開発を気候変動から考える;京都議定書と排出量取引の役割)
3 温暖化防止への日本の役割(インドの温暖化対策;再生可能エネルギーをどう利用するか;地球温暖化とガンジーの生き方;自然はの畏怖を学んだ子ども時代;人間を自然の一部と見るアジアの考え方;日本の果たすべき役割;人間はきっと温暖化を解決する;必要なのは協力しあう精神)
インタビューを終えて IPCCと科学者の功績(原沢英夫)
著者等紹介
パチャウリ,ラジェンドラ[パチャウリ,ラジェンドラ][Pachauri,Rajendra K.]
1940年、インド北西部の町ナイニタルに生まれる。アメリカ・ノースカロライナ州立大学で産業工学、経済学の博士号を取得。大学で教鞭をとった後、99年、インドに戻り、資源・環境分野の研究やコンサルティングに従事。2001年よりインドのエネルギー資源研究所の所長をつとめる。02年、IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の第3代議長に就任。IPCCは、07年、地球温暖化に関する功績が認められ、前アメリカ副大統領アル・ゴア氏とともにノーベル平和賞を受賞。日本の地球環境戦略研究機関の理事をつとめるなど、親日家としても知られる
原沢英夫[ハラサワヒデオ]
1954年生まれ。76年、東京大学工学部都市工学科卒業。78年、同大学工学系研究科都市工学専門課程修士修了後、同年国立環境研究所の前身である国立公害研究所に入所。その後、85年、京都大学において工学博士号を取得。92年、国立環境研究所地球環境研究センター研究管理官(データベース担当)、94年同研究所社会環境システム部環境計画研究室長、経済研究室長等を経て、2005年より、社会環境システム研究領域長をつとめる。専門は環境工学(温暖化の影響評価など)。IPCC第2作業部会の温暖化影響評価ガイドライン(94年)、地域影響特別報告書(98年)の執筆に参画。IPCCの第3次評価報告書(01年)、第4次評価報告書(07年)では、統括執筆責任者としてアジア地域の影響をとりまとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とんこつ
PIPI
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bittersweet symphony