ラジェンドラ・パチャウリ―地球温暖化 IPCCからの警告

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140812242
  • NDC分類 451.35
  • Cコード C0300

内容説明

21世紀の人類が抱える課題について、日本の各界の第一人者が世界のキーパーソンに徹底インタビュー。未来を切りひらくヒントを探り、道しるべを提示します。

目次

1 地球温暖化の現実を直視する(ノーベル平和賞を受賞;人間の影響を認める;65万年間起きたことのない変化;温暖化がより正確に見えてきた;科学者と政策立案者による共同作業;気温上昇の許容限度を予測する;被害は途上国にも先進国にもまたがる)
2 地球温暖化を食い止めるために(行動を起こしたほうがコストは低い;持続可能な開発を気候変動から考える;京都議定書と排出量取引の役割)
3 温暖化防止への日本の役割(インドの温暖化対策;再生可能エネルギーをどう利用するか;地球温暖化とガンジーの生き方;自然はの畏怖を学んだ子ども時代;人間を自然の一部と見るアジアの考え方;日本の果たすべき役割;人間はきっと温暖化を解決する;必要なのは協力しあう精神)
インタビューを終えて IPCCと科学者の功績(原沢英夫)

著者等紹介

パチャウリ,ラジェンドラ[パチャウリ,ラジェンドラ][Pachauri,Rajendra K.]
1940年、インド北西部の町ナイニタルに生まれる。アメリカ・ノースカロライナ州立大学で産業工学、経済学の博士号を取得。大学で教鞭をとった後、99年、インドに戻り、資源・環境分野の研究やコンサルティングに従事。2001年よりインドのエネルギー資源研究所の所長をつとめる。02年、IPCC(国連の気候変動に関する政府間パネル)の第3代議長に就任。IPCCは、07年、地球温暖化に関する功績が認められ、前アメリカ副大統領アル・ゴア氏とともにノーベル平和賞を受賞。日本の地球環境戦略研究機関の理事をつとめるなど、親日家としても知られる

原沢英夫[ハラサワヒデオ]
1954年生まれ。76年、東京大学工学部都市工学科卒業。78年、同大学工学系研究科都市工学専門課程修士修了後、同年国立環境研究所の前身である国立公害研究所に入所。その後、85年、京都大学において工学博士号を取得。92年、国立環境研究所地球環境研究センター研究管理官(データベース担当)、94年同研究所社会環境システム部環境計画研究室長、経済研究室長等を経て、2005年より、社会環境システム研究領域長をつとめる。専門は環境工学(温暖化の影響評価など)。IPCC第2作業部会の温暖化影響評価ガイドライン(94年)、地域影響特別報告書(98年)の執筆に参画。IPCCの第3次評価報告書(01年)、第4次評価報告書(07年)では、統括執筆責任者としてアジア地域の影響をとりまとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とんこつ

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ゴア氏と共にノーベル平和賞を受賞したIPCCのパチャウリ議長のインタビュー。IPCCとは何なのかという疑問はある程度解決された。様々な問題点を論じた後でも、人間は地球温暖化を克服できるというパチャウリ博士の腰の据わった楽観姿勢に胸をうたれた。2011/05/28

PIPI

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「恐怖の存在」を読んだ反動で、地球温暖化に懐疑的になりまして、読んでみました。2008/03/13

Yuko2

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アル・ゴア氏とともにノーベル平和賞を受賞した国連IPCCの、パチャウリ議長へのインタビュー。気候変化の数値報告など。人間社会全体がライフスタイル(消費や行動の様式)を変えること。未来を切り開くためのキーワードは"Cooperation"だというのが印象に残った。2008/07/06

bittersweet symphony

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昨今の温暖化を含む気候変動の科学的な因果関係を明言した第4次評価報告書を2007年に発表した国連のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)はアル・ゴアとともにノーベル平和賞を受賞したわけですが、ラジェンドラ・パチャウリ氏はそのIPCCの議長を勤めている人物。IPCCは学術と政治にまたがる様々なグループを取りまとめる非常に難しい立場の組織であり、その長というのがどれだけ特別な技量が必要な立場なのか察するに余りあります。氏がインド出身であるというのはこの分野にとって非常に重要であるように思います。2008/09/16

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