出版社内容情報
「楪」での「とも暮らし」は、両親を看取った主婦の思いから生まれました。
國森康弘[クニモリヤスヒロ]
内容説明
住宅地のマンションを改修した「楪」は、「都市型ホームホスピスのモデル」といわれることもありますが、大切なのは中身…。施設をいくつも見てきた人たちが、「ここになら、入りたい」といいます。東京・小平にできたばかりの「楪」に、なぜ暮らそうとするのでしょうか。「楪」は、施設でも、病院でもないし、自宅でもありません。人生の最終幕に、新たに人と出会い、人とのつながりのなかで看取られていく、「とも暮らし」の場。自分だけではなく、ほかの誰かにとっても、そう。みんなの「第二のわが家」なのです。「楪」は、はじまった日から、そこに暮らす人、その家族、遺族、いろんな専門職やボランティアたちの手によって、育てられてきた「お家」です。そして、これからも。そこでのいとなみは、人から人へつながれていきます。それはまるで、ユズリハの葉のように。
著者等紹介
國森康弘[クニモリヤスヒロ]
写真家、ジャーナリスト。1974年生まれ。京都大経済学研究科修士号、英カーディフ大ジャーナリズム学部修士号。神戸新聞社記者を経てイラク戦争を機に独立。イラク、ソマリア、スーダン、ウガンダ、ブルキナファソなどの紛争地や経済困窮地域を回り、国内では、戦争体験者や野宿労働者、東日本大震災被災者たちの取材を重ねてきた。命の有限性と継承性がテーマ。近年では滋賀や東北被災地、東京などで看取り、在宅医療、地域包括ケアの撮影に力を入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ヒラP@ehon.gohon
遠い日
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