内容説明
ブラックホールへの決死の旅や、タイムマシン、もうひとつの宇宙、そして多次元空間―本書は宇宙論の世界を席捲する革新的な宇宙の姿を鮮やかに描き出す。今日、ひも理論とその発展理論であるM理論は圧倒的な支持を得て、世界の名だたる物理学者や天文学者が、最先端の波検出器、重力レンズ、衛星、天体望遠鏡を動員し、多宇宙(マルチバース)理論の検証に取り組んでいる。もしパラレルワールドが存在するのなら、いつかこの宇宙が暗く凍ったビッグフリーズを迎えるとき、われわれの未来の先進文明は、次元の「救命ボート」によってこの宇宙を脱出し、パラレルワールドへと至る方法を見つけるであろう。
目次
第1部 宇宙(宇宙が赤ん坊だったころ;パラドックスに満ちた宇宙;ビッグバン ほか)
第2部 マルチバース(次元の入口とタイムトラベル;量子論的な並行宇宙;M理論―すべてのひもの母 ほか)
第3部 超空間への脱出(すべての終わり;宇宙からの脱出;マルチバースを超えて)
著者等紹介
カク,ミチオ[カク,ミチオ][Kaku,Michio]
ニューヨーク市立大学理論物理学教授。超ひも理論の権威であり、現代理論物理学の第一人者。ハーバード大学卒。カルフォルニア大学バークレー校で博士号取得。『超空間』『サイエンス21』(共に翔泳社)『アインシュタインを超える』(講談社)などの著者がベストセラーとなり、『超空間』はニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストで年間ベスト・サイエンス・ブックに選ばれている。全米ラジオ科学番組の司会者を務めるかたわら、さまざまな科学番組や「ナイトライン」「60ミニッツ」「ラリー・キング・ライブ」などの番組にもゲスト出演。最新の宇宙論を一般読者や視聴者に分かりやすく情熱的に伝える著者の力量も高く評価されている
斉藤隆央[サイトウタカオ]
翻訳家。1967年生まれ。東京大学工学部工業化学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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