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バルサとレアル―スペイン・サッカー物語

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  • サイズ B6判/ページ数 297,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140806739
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0075

内容説明

スペインの人々にとってサッカーは、わが街のクラブがすべて。裏切られても愛しつづけ、ライバルを倒すことに全精力を傾ける。その情熱の源が、歴史と文化に彩られた地域間の対抗意識「モルボ」だ。それはまるで生き物のように成長をつづける。英国気鋭のライターが、バルサとレアルを足がかりに、アンダルシア、バスクなどへと分け入り、この国のサッカーの深みを案内する。

目次

1 モルボ
2 勇猛果敢―スペイン・サッカー発祥の地ウエルバ
3 石切り工―アスレティック・ビルバオとバスク地方の政治
4 光と影―バルセロナをめぐる曖昧な真実
5 ホワイトノイズ―マドリードとフランコの遺産
6 五台のタクシー―セビリアの健全なライバル関係
7 田舎者、キュウリ、マットレスメーカーズ―スペインのクラブカルチャー
8 ダークホース―代表チームの不可解な失態
9 失われた序列

著者等紹介

ボール,フィル[ボール,フィル][Ball,Phil]
1957年、ヴァンクーヴァー(カナダ)生まれの英国人。イングランド東部で育ち、子供のころはグリムズビー・タウンのファン。中等学校教師を経て、ペルー及びオマーンで英語を教え、91年からバスク自治州のサン・セバスティアン在住。大学講師(言語学)や自治州政府の教育コンサルタントを務めるかたわら、フットボールファンジン『When Saturday Comes』(ロンドン発行)などにスペイン・サッカー事情を執筆

近藤隆文[コンドウタカフミ]
1963年、静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tink

2
スペイン人にとってサッカーは民族や政治や生活と深くかかわっていて切り離せないものだとわかった。2010年のワールドカップでスペインが初優勝したのは、本当にすべての要因がプラスの相乗効果を生み出した結果だと思う。2014/05/21

hika

2
スペインの20世紀史におけるスペインサッカーについて。バルセロナやビルバオなどに関する通説的な言説(カタルーニャやバスクとの関連)について綿密な文献調査と、現地での取材によって検証している。もちろんスペイン代表やリーガ、そして取り上げられているクラブの状況は変化しているところもあるけれども、主題になっているのはスペインにサッカーがある限り根本的に変わらない部分であるように感じた。2009/11/11

笹目ゆー

0
バルサとレアルの話ではなく、スペインサッカーの「モルボ」の話。そもそも原題にバルサとレアルなんてないから予想内ではあるけれど。2015/09/29

Matsumouchakun

0
タイトルからバルサとレアルについての歴史が書かれているのかと思ったが、実際の内容はスペインサッカー全体の歴史でちょっとがっかり、、、。2015/03/09

ゆたか

0
原題はMORBO,The Story of Spanish Football。このモルボが全体のキーワードだ。morboという項には1.疾病2.不健全なものが帯びる魅力、という意味が出ている(西和辞典でも西西辞典でも)が、本書ではいずれも訳語としては適さない。本文を見るにモルボとは「郷土愛に結びついた熱狂」という意味だ。スペインのサッカーの特質が「モルボ」にあるとし、バスク・カタルーニャ・マドリード・セビージャのサッカー史を本書は掘り下げる。題材は面白いが、本文か翻訳かその両方のせいで非常に読みづらい。2018/04/06

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