内容説明
スペインの人々にとってサッカーは、わが街のクラブがすべて。裏切られても愛しつづけ、ライバルを倒すことに全精力を傾ける。その情熱の源が、歴史と文化に彩られた地域間の対抗意識「モルボ」だ。それはまるで生き物のように成長をつづける。英国気鋭のライターが、バルサとレアルを足がかりに、アンダルシア、バスクなどへと分け入り、この国のサッカーの深みを案内する。
目次
1 モルボ
2 勇猛果敢―スペイン・サッカー発祥の地ウエルバ
3 石切り工―アスレティック・ビルバオとバスク地方の政治
4 光と影―バルセロナをめぐる曖昧な真実
5 ホワイトノイズ―マドリードとフランコの遺産
6 五台のタクシー―セビリアの健全なライバル関係
7 田舎者、キュウリ、マットレスメーカーズ―スペインのクラブカルチャー
8 ダークホース―代表チームの不可解な失態
9 失われた序列
著者等紹介
ボール,フィル[ボール,フィル][Ball,Phil]
1957年、ヴァンクーヴァー(カナダ)生まれの英国人。イングランド東部で育ち、子供のころはグリムズビー・タウンのファン。中等学校教師を経て、ペルー及びオマーンで英語を教え、91年からバスク自治州のサン・セバスティアン在住。大学講師(言語学)や自治州政府の教育コンサルタントを務めるかたわら、フットボールファンジン『When Saturday Comes』(ロンドン発行)などにスペイン・サッカー事情を執筆
近藤隆文[コンドウタカフミ]
1963年、静岡県生まれ。一橋大学社会学部卒。翻訳家
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感想・レビュー
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