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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
belier
2
津島佑子「ジャッカ・ドフニ」の主人公はアイヌの女性チカップ。それで、生前姿を見たことがあるこの著者を思い出して読んだ。アイヌの精神を体現する著者のうつくしいエッセイ集だった。著者の母の詩の紹介とアイヌ文様を挿絵にあしらった章から始まる。沖縄の人たちや世界の先住民族との交流の話題など心温まるエピソードとともに、アイヌ民族や沖縄のおかれた窮状も訴えている。なんと、著者が娘といっしょにジャッカ・ドフニを訪れたというくだりもあった。日本列島は多様な民族・人々が暮らす場所なのだ。心に留めておきたい。2016/09/17
gontoshi
1
アイヌから色々な事を考えさせられますね。 今、カーボンニュートラル、SDGsとか世間では言ってますが、アイヌの人と自然の共生する生き方の方が参考になるような気がします。2022/12/10
パセリセパ
0
チカップ(鳥)美恵子さんはアイヌ文様刺繍家 アイヌ・モシリは人間の大地という意 コヨーテ・バレー、シンキョンの森、ポモ民族。南米先住民の現在。 文化人類学、民族学の研究姿勢はどうあるべきか…。 チカップさんが取り組んでおられた沖縄の極彩色とアイヌ文様の融合か、美しいだろうな。 アイヌや沖縄に限らず、先住民族の伝統工芸で表現される色彩の美しさには心を動かされる。2012/03/28