内容説明
パリ、ダブリン、ローマ、ロンドン…傑作が生み出されるまでの五年間。作家ヘンリー・ジェイムズが「巨匠」となってゆく重要な五年間を、現代アイルランドきっての作家トビーンが事実と想像を駆使して紡ぐ。ブッカー賞最終候補、国際IMPACダブリン文学賞、ロサンゼルス・タイムズ・ノベル・オブ・ザ・イヤー、フランス最優秀外国文学賞など数々の賞を受賞した名作が、ついに邦訳。
目次
1章 一八九五年一月
2章 一八九五年二月
3章 一八九五年三月
4章 一八九五年四月
5章 一八九六年五月
6章 一八九七年二月
7章 一八九八年四月
8章 一八九八年六月
9章 一八九九年三月
10章 一八九九年五月
11章 一八九九年十月
著者等紹介
トビーン,コルム[トビーン,コルム] [T´oib´in,Colm]
1955年、アイルランド東南のウェクスフォード州エニスコーシー生まれ。1975年University College Dublin卒業。新しい視点から発信する詩、劇、フィクションは衝撃的で、映画「ブルックリン」の原作小説などで知られる、いま最も人気のあるアイルランドの作家の一人。アイルランドおよび外国でジャーナリスト、文学批評家としても精力的に活躍中。Aosd´ana(アイルランド芸術家協会)のメンバー。Stanford University、The University of Texas at Austin、Princeton Universityそのほかで教壇に立つ。彼の作品の主要テーマ:アイルランド社会、海外生活、創作過程、ホモセクシュアリティのアイデンティティなど
伊藤範子[イトウノリコ]
1944年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、名古屋大学大学院博士課程中退。帝塚山大学名誉教授。専攻はアイルランド文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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