目次
第1部 聖と俗の間を生きる(遊行する人々の跡を訪ねて;空也上人・西行法師・一遍上人を流れる心 ほか)
第2部 『十一不二』の思想の実践(弥陀の正覚と衆生の往生は一体である;一つは宇宙全体であり、宇宙全体は一つである ほか)
第3部 踊り念仏―一遍思想の神髄(名号(南無阿弥陀仏)そのものが浄土の実現である
念々臨終なり、念々往生なり ほか)
第4部 「白木の念仏」を生きる(時々刻々を臨終と思い名号を称えよ;俗の権威に屈せず念仏のあり方を示す ほか)
著者等紹介
栗田勇[クリタイサム]
1929年生まれ。東京大学文学部仏文科卒業、同大学院修了。78年『一遍上人―旅の思索者―』(新潮社)で芸術選奨文部大臣賞受賞。芸術・宗教・思想の幅広い分野で多彩な創作・評論活動を展開。近年は日本精神文化の研究と著作に専心。99年紫綬褒章受章
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