内容説明
「マネーだと印象派の画家になっちゃう?」「英国名門校は、オクスフッド大学!?」「マイクル・ムアの映画は『シッコ』でなく『シコウ』」。来日35年の著者が英語発音をめぐる日本人の誤解を面白おかしく指摘、正しい発音のルールを伝授する。著者の教養と風刺が光る“目からウロコ”話満載の知的エンタテインメント。
目次
第1章 「?」が多発するローマ字読み(敵を知り己を知れば…;ぼくが最初に感じた「?」;印象派の画家になってしまうお金 ほか)
第2章 「マスコミ」の好むヘンなカタカナ英語(Yankeesはなぜヤンキー「ス」になるのか?;「クローズ・アップ」の発音は日本式;ミーディアの好む単語には謎の表記が続々 ほか)
第3章 固有名詞にはわかりにくい発音がいっぱい(固有名詞はなるべくきちんと発音しよう;国名や地名、企業名はとても難しい;Sonyはソウニ、Tonyはトウニ ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆーかり
18
ピーター・バラカンなので読んでみた。日本にはカタカナ語が溢れていて英語のように見えるが実は英語の発音と違っているものが多いのでご注意をというもの。通じやすい発音のコツというのもあると思うしね。元々日本語にない音をカナ表記しようとする事に無理があるわけだけど、定着しているカタカナが英語と微妙に似ていて異なると紛らわしい。ところで人名Tonyはトニーではなくトウニ(トでなくトウで最後は伸ばさず)で、Peterも最後は短くなのだったら、ピータ・バラカンにしないのかな?2017/01/09
ふろんた2.0
7
テキストにはならないが副読本としてならOK。日本語のら行が、LでもRでもなくDの発音が混じっているというのは、初耳だった。あとは「ー」のような発音はあまり使わない。話し言葉の中に英単語がちりばめられていたので読みづらかったのと、カタカナが強引に当てはめられてるようなところがあり違和感を感じた。 2012/06/11
トーヤン
3
子供の時、当時大統領候補だった後のレーガン大統領を『今までリーガン候補とお伝えしておりましたが、今後レーガン候補とします』とニューズ(ニュースではなく)でアナウウンサーが伝えたことをよく覚えております。本書の指摘通り、ミーディア(メディアではなく)の責任はかなり大きいと思います。TV、新聞等の巨大ミーディア(しつこいけどメディアではなく)は、勇気をもってより正しい(最低限、英語圏の人に伝わる)発音、表記に変えていかなければどんなに個々人が頑張っても難しいだろうなぁ。2014/03/24
tjZero
2
ローマ字読みや和製英語に引っぱられて、文法は正しくても通じない発音をしがちな日本人。中国や韓国の人たちの場合、文法が多少いい加減でも通じる英語をしゃべれる確率が高いらしい。この本をガイドに、英語を耳からマスターするべきなのかもしれない。2020/10/17
しらたま
2
カタカナ英語は最近ますます増えているような気がする。カタカナ狩りした方がいい。2015/06/19
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